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門徒物知らず(もんとものしらず)とは、浄土真宗の信者(門徒)が阿弥陀仏にばかり頼って他を顧みない様を揶揄する言葉〔『広辞苑』第4版【門徒】p.2561〕。または宗教に凝って他を顧みない態度を批判する言葉〔『日本語大辞典』p.1969〕。 本来は浄土真宗の信者を、他宗の仏教信者が「仏教の作法を知らない」と批判する際に使われる言葉。元々は「門徒もの知らず、法華骨なし、禅宗銭なし、浄土情なし」という各宗派を揶揄する地口の一句からきている。 == 概要 == 「門徒物知らず」とは、阿弥陀仏一仏に帰依をして、他の神仏を顧みないために、土地の神仏に関わる儀礼や風習にも関心を持たず、死者儀礼などに関わる習俗にも従わない真宗門徒の姿を、他宗の立場から「物知らず」と揶揄するものである。 「門徒物知らず」という言葉は、本来は「門徒物忌み知らず」や「門徒物忌みせず」という言葉であったが、それが誤って伝えられたものであるという説明が、真宗の法話などで語られることがある。しかし、「門徒物知らず」より前に「門徒物忌み知らず」などの言葉が存在していたことはなく、近年になって「物知らず」に対抗する言葉として生み出されたと考えられる〔浄土真宗本願寺派総合研究所「情報の扱いは慎重に」 〕。 物忌みをしないことは、真宗門徒の特徴の一つではあるが、「門徒物知らず」は、物忌みをしないことだけでなく、様々な真宗門徒独特のあり方を表した言葉である。 「門徒物知らず」という言葉が文献に見られる例としては、1786年の『譬喩尽』と1857年初演の歌舞伎「鼠小紋東君新形」が確認されている。出典、小学館『日本国語大辞典』 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「門徒物知らず」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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