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関数の極限(かんすうのきょくげん)とは、ある関数において、変数がある値に限りなく近づくとき、それに応じて、関数の値が一定の値に限りなく近づく場合、この一定の値のことである。 このとき、関数は収束するという。 極限を表す記号として、次のような lim (英語:limit、リミット、ラテン語:limes)という記号が一般的に用いられる。 * * == 変数の収束に伴う関数の挙動 == ''f''(''x'') を実関数とし、''c'' を実数とする。式 または は ''x'' の値を ''c'' に“十分に近づければ” ''f''(''x'') の値を ''L'' に望む限りいくらでも近づけることができることを意味する。このとき「''x'' を ''c'' に近づけたときの ''f''(''x'') の極限は ''L'' である」という。これはイプシロン-デルタ論法により という形で厳密に定義される。このとき、この極限と関数 ''f''(''x'') の ''x'' = ''c'' における値は無関係であり、''f''(''c'') ≠ ''L'' であることもあれば ''f'' が ''c'' において定義されている必要もないのである。 このことを理解するために次の例を挙げる。 が に近づくときの の値を考える。 この場合、 は が のときに定義されており、値は である。 * * * が 2 に近づくにつれて が に近づいていく。したがって、 である。このように であるとき、 は で連続であるという。しかし、このようなことが常に成り立つとは限らない。 例として、 を考える。 が に近づくときの の極限は であるが、 である。このとき は で連続でないという。 また、のとき、f(x)の値が限りなく大きくなることを、「xがcに限りなく近づくとき関数f(x)は正の無限大に発散する」といい、 または と表す。このことは次のように厳密に定義される。 逆に、のとき、f(x)の値が限りなく小さくなることを、「xがcに限りなく近づくとき関数f(x)は負の無限大に発散する」といい、 または と表す。これは次のように厳密に定義される。 連続な実関数 ''f''(''x'') が ''x'' → ''c'' とする極限において発散するならば、''f''(''x'') は ''x'' = ''c'' において定義できない。なぜなら、定義されていたとすると ''x'' = ''c'' は不連続点となるからである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「関数の極限」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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