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近畿地方(きんきちほう)は、本州中西部に位置する日本の地域である。かつての畿内とその周辺地域から構成される。難波宮や飛鳥から平安京までの王城の地で、現在は関東地方に次ぐ日本第二の都市圏・経済圏であり、西日本の中核である。 近畿地方の範囲について法律上の明確な定義はないが〔「そもそも『~地方』といわれる範囲に、法律上の明確な定義はない(総務省)」 首都圏と関東地方・山梨県を含むか含まないか 『日本経済新聞』 平成24年6月16日S3面〕、一般的には大阪府・京都府・兵庫県・奈良県・三重県・滋賀県・和歌山県の2府5県を指す〔『日本地名大百科』、小学館、1996年、p.408 ISBN 4-09-523101-7〕。構成府県については範囲節も参照。 === 名称 === 「近畿」は古代律令制における広域行政区画「畿内」に由来する語である。「都(=畿)とその近隣地域」という意味で、現代語に置き換えると「首都圏」と同義である。主に歴史・文化用語で用いられる「上方」も、「皇居のある方角」という似た語義を持つ。 「近畿」という名称は明治時代に地理の教科書で採用されて広まったものである。1898年(明治31年)に『中外地理学 内国之部』で「近畿区」として、翌年に『日本地理』で「近畿地方」として使われたのが最初で(どちらも中学校教科書)、1903年(明治36年)の第1期国定教科書『小学地理』で確立された〔平成17年度第2回大阪商業大学大学院公開講座 地域とは何か 近畿と関西を通して考える 講演近畿そして近畿地方 、金坂清則〕。なお、ジョアン・ロドリゲスの『日本教会史』には「畿内(五畿内)」の同義語として「京畿」と「近畿」が挙げられており、「近畿」という言葉自体は近世にも存在していたことが分かる〔。 現在、関東地方と対置して「関西」が「近畿」の類義語として多用されるが、依然行政機関名など公的な場面では「近畿」が使われる。 * 「近畿」を称するもの - ''近畿で始まる記事の一覧''、キンキホーム、Kinki Kids、競馬キンキなど * 「関西」を称するもの - ''関西で始まる記事の一覧''、ラジオ関西、スルッとKANSAIなど 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「近畿地方」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Kansai region 」があります。 スポンサード リンク
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