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闇の土鬼 : ミニ英和和英辞書
闇の土鬼[やみのどき]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [やみ]
  1. (n,adj-no) darkness 2. the dark 3. black-marketeering 4. dark 5. shady 6. illegal 
: [つち]
 【名詞】 1. earth 2. soil 
: [おに]
 【名詞】 1. ogre 2. demon 3. it (i.e. in a game of tag) 

闇の土鬼 : ウィキペディア日本語版
闇の土鬼[やみのどき]

闇の土鬼』(やみのどき)は、横山光輝による日本漫画。『週刊少年マガジン』(講談社1973年5月6日号から1974年3月31日号まで連載。
== 概要 ==
裏の武芸を身につけた土鬼が、父の仇である血風党を追い、戦いを繰り広げる。暗殺集団・血風党を巡り、宮本武蔵柳生十兵衛などの武芸者たちや、徳川家光の家臣団と権力争いを続ける徳川忠長など、実在した人物なども登場し、それぞれの思惑が入り混じる中で話が展開していく。
血風党の使う裏の武芸は、「忍(暗殺集団)の使う、秘された裏の武芸」としての側面が強く出されており、『仮面の忍者赤影』や『伊賀の影丸』の「忍術合戦」とは、異なる趣向で描かれている。
一般にも知られる『三国志』、『鉄人28号』等に比べ知名度はないが、完成度は高く、横山作品の愛読者の中では「隠れた傑作」として評価も高い。
本作品以前に描かれた『暗殺道場』をモチーフにして再構成したと、横山がコメントしている。
== あらすじ ==
かつて徳川家康が密かに結成した、恐るべき暗殺部隊があった。彼らの名は血風党。それは暗殺や撹乱等、決して表に出ることはない歴史の裏側で暗躍する組織だった。徳川の世を作り上げた影の功労者であったが、戦国の世が終わった3代将軍家光の時代には活躍の場を失っており、いつしか自らの快楽のために殺人を繰り返す、殺人集団に成り下がっていた。
その有様に嫌気が差し、大谷主水は血風党を逃亡。旅の途中、実の親に間引きされかけていた、生後間もない赤ん坊を助ける。一晩生き埋めにされ、クワで右目をつぶされても生きている、人間離れした生命力を持つこの赤子に、大谷主水は「土鬼(どき)」と名づけ、我が子として育てる。
十数年後、成長した土鬼は、狂犬に襲われている子供を助けるために、密かに訓練させられていた裏の武芸を使ってしまう。それが原因で大谷主水は血風党の追っ手に発見され、殺されてしまう。土鬼は育ての父の恩に報いるために、血風党の長・無明斎(むみょうさい)を倒すことを心に誓い、ひとり旅立つのであった。
ようやく血風党との戦いの場を掴み、無明斎を眼前にしながらも、謎の持病(片腕の不定期な麻痺)により窮地に陥る。殺される寸前だった土鬼を救ったのは、意外にも無明斎だった。直前の急使により、「幕府が無用となった血風党を、柳生一門に始末させる」ことが分かったからだ。滅びの宿命を悟った無明斎は、土鬼に血風党の武芸を伝承させることを思いつく。
無明斎は土鬼を許し、自分達が立てこもる血風城へ、後から来るように伝える。血風城がある山は、険しい山道と、一族最強の四天王が道を固めることにより、不落の要塞と化していた。四天王を倒し、城まで辿り着くことができれば、血風党の武芸を、土鬼に伝えることができる。血風党は滅びても、無明斎が研鑽し完成した武芸そのものは、土鬼によって後世に残るはず…。約束を果たすべく、土鬼は城へ向かう。柳生十兵衛と柳生一門は、血風党討伐の命を受け、無明斎を狙う。血風党は、自らの存在を賭け、迎え撃つ。そして無明斎は土鬼を待つ。それぞれの思惑を胸に、最後の戦いが始まろうとしていた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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