|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 闇 : [やみ] 1. (n,adj-no) darkness 2. the dark 3. black-marketeering 4. dark 5. shady 6. illegal ・ 鍋 : [なべ] 1. (n,n-suf) saucepan 2. pot
闇鍋(やみなべ)とは、それぞれ自分以外には不明な突飛な材料を複数人で持ち寄り、暗中で調理して食べる鍋料理。通常、鍋料理には用いない食材が利用される。食事を目的とした料理というよりは遊び、イベントとしての色彩が濃い。 == 歴史 == 平安時代の宮廷社会において、参加者が各々1品料理を持参する「一種物(いっすもの)」と呼ばれる持ち寄りの宴会がしばしば催された。この習慣は室町時代には庶民にも広がり、「各出(かくせつ)」とも呼ばれた。現在でもこの種の宴会は地方によってはこう呼ばれる。 同時期に亭主が鍋と出汁を用意し、講の参加者が具材を持ち寄る「汁講」(汁会、単に汁ともいう)が開かれ始める。京都の年中行事を記録した『日次紀事』(1676)によれば、近所の連帯を強める目的で開かれる連絡会のような催しだった。しかし、次第にこの催しも饗宴の楽しみを帯びてゆく。 明治時代に入り「闇汁」(やみじる)と呼ばれる宴会形式が始まる。方法は上述の闇鍋と同様だが、真面目な人はそれなりに食べられるものを入れた。中には草鞋が入っていたという伝説もある〔鈴木晋一 『たべもの噺』 平凡社、1986年、pp153-158〕。正岡子規をはじめとするホトトギスのメンバーが行った闇汁の記録が『闇汁図解』〔正岡子規『子規遺稿. 第2編 子規小品文集』〕として遺されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「闇鍋」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|