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『闘戦経』(鬪戰經 とうせんきょう)は、平安時代末期に成立したとみられる日本の兵法書(後述)。現存する国内独自の兵法書としては、最古の兵法書である。 == 著者・成立 == 当書を著し、代々伝えてきたのは、古代から朝廷の書物を管理してきた大江家であり、鎌倉幕府の時代では源頼朝から実朝の三代にわたって、兵法師範として伝授してきた一族である。 当書によれば、「永い歳月を経て、虫や鼠にかわりがわり噛まれ、その伝えを失い、何人の作述か(具体的には)知られておらず、大祖宰(大江)維時卿の作とも、大宰帥匡房卿の書なりともされる」とあり、説として、維時か匡房としている。日本兵法研究会会長家村和幸は、時代的に見て匡房の作としている〔『闘戦経』 2011年 p.26〕。従って、11世紀末か12世紀初め頃とみられる。その論拠として、一切、当書には、「武士」や「侍」といった語が用いられていない。また、内容から権威主義的であり〔「天地開闢から我が武はあった」旨の解説をし、国内神話=朝廷の権威を引用している点でも権威主義の立場で記述されている。〕、戦国期(15世紀末から16世紀)における下剋上といった合理・実力主義的な思考(中国的戦争観)が全く見られないことから、まだ武家が権威に対して従順だった時代の頃(鎌倉期以前)の作とわかる(戦国期では通じない精神的な面、「兵の本分とは」といった理念も見られる)。 また、『闘戦経』は度重なる戦乱を経て一部のみ伝わったものとされる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「闘戦経」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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