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阪奈道路(はんなどうろ)は大阪府と奈良県とを生駒山地を越えて結ぶ道路。大阪府大東市寺川付近から奈良県奈良市尼ヶ辻付近までを指す。1958年12月25日に有料道路として開通し、1981年12月25日に無料開放された。日本道路公団が建設。 == 概要 == 当道路は、古代より大阪から奈良へと向かう大和街道のひとつとして存在していた。明治時代、その街道が古堤街道と命名され、その道筋は後の府道701号中垣内南田原線となったが、自動車の普及による交通量の増大に対応すべく、1958年に現在の道筋を通る有料道路として開通した。 有料時代の本線料金所は、登山口ICに接続している信貴生駒スカイラインのガード下にあった。他、登山口IC、生駒IC、富雄ICにも料金所があった。無料開放以降、信号や開口部(有料時代から存在していたが)が設けられ、若干ではあるが商業施設も建てられている(登山口IC近くに開店した近鉄観光系レストラン生駒山百楽は有料道路時代から存在していたが、すでに閉店して更地になっている。)。全体的に勾配がきつく、アップダウンも多く、カーブも多い。全線片側二車線。開通当初は大阪府側は現在の西行(下り線)は存在せず、東行(上り線)にあたる部分のみが、対面通行になっていた。また、奈良県側は菅原交差点から南東方向に伸び、三条通り(現国道308号)に接続するルート(三条菅原線)しか存在しなかった(当時、大宮通り(大宮通り線)・現国道369号が存在しなかったため)。 その後、大阪側の急勾配〔国土地理院発行の地形図では、寺川交差点(大阪側・起点)の海抜10m未満に対し、峠に位置する登山口IC付近は海抜約290m。〕に対応して大阪万国博覧会事業として1970年3月8日に大東市の竜間以西の区間に現在の西行き(下り線)が増設され、東行(上り線)と分離された。その道筋は古代の善根寺越と言われる街道の道筋を踏襲している。同様の増設例としては東名高速道路大井松田IC - 御殿場IC間がある。 西行(下り線)では名阪国道の福住IC - 天理東IC間と同様に四輪自動車のスピード出しすぎによる玉突き、カーブを曲がりきれずに側壁・分離帯・ガードレールに激突などの事故が多発する。1980年代後半には無謀な運転をする車両による死亡事故が多発した。そのため、毎週日曜日0:00 - 6:00はオートバイと原付の通行が禁止されている。しかし、今でも二輪、四輪を問わず、ローリング族などの違法競走型暴走族の出没が後を絶たない。 奈良県側は県境 - 学園前IC間が最高速度が60km/hに設定されている。直線区間が続く部分があり、下り勾配に差し掛かると速度超過になりやすい。同区間ではパトカーや白バイによる取締りの頻度も高い。 現在は、もともと有料であった区間を含めて、大阪府道・奈良県道8号大阪生駒線と奈良県道1号奈良生駒線の全線(大阪市城東区の蒲生四丁目 - 奈良市の二条大路南一丁目、延長25.4km)を、阪奈道路と呼ぶことも多い。近年では第二阪奈有料道路の開通や阪奈道路の北側をやや平行する国道163号の清滝トンネルの開通で交通量は若干減っているが、依然として大阪と奈良を結ぶ主要幹線道路である。 奈良県道1号奈良生駒線と大阪府道・奈良県道8号大阪生駒線の接続点は生駒市の辻町ICである。辻町ICは国道168号との交点であるが、奈良市内方面への出入口は未整備となっており、大阪方面のみが供用されている。 国道1号終点・国道2号起点・国道25号終点・国道26号起点・国道176号終点として有名な、JR大阪駅前の梅田新道交差点から国道1号京都市方面へ東進すると、道なりにカーブは存在するものの、交差点の右左折を一度もすることなく、近鉄奈良駅や奈良県庁前や奈良公園と言った奈良市街に達することができる。一方、奈良市から大阪市を目指す場合には、左折1回のみで梅田新道交差点に達することができる。 なお、大阪側の阪奈道路が完成する以前の道筋として大阪府道・奈良県道701号中垣内南田原線がほぼ当時の道筋を踏襲している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「阪奈道路」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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