|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 急 : [きゅう] 1. (adj-na,n) (1) urgent 2. sudden 3. (2) steep ・ 系 : [けい] 1. (n,n-suf) (1) system 2. lineage 3. group 4. (2) type of person 5. (3) environment 6. (4) medical department (suf) ・ 電車 : [でんしゃ] 【名詞】 1. electric train ・ 車 : [くるま] 【名詞】 1. car 2. vehicle 3. wheel
阪急5000系電車(5000けいでんしゃ)は、1968年から1969年に製造された阪急電鉄の通勤形電車である。 2011年現在、全車が西宮車庫に配置されて神戸本線にて使用されており、5100系から編入された車両と共に8両編成8本を組成している。 本項目では解説の便宜上、梅田方先頭車+F(Formation=編成の略)を編成名として記述(例:5000以下8両編成=5000F)する。 == 製造の経緯 == 1960年代の阪急電鉄は、輸送力増強と、神戸高速鉄道東西線・山陽電気鉄道本線(以下「山陽電鉄」)乗り入れ計画の具体化から、神戸線の架線電圧を当時の600Vから1500Vに昇圧する事を予定していた。それに備えて双方の電圧に無改造で対応できる複電圧車の2021系が在籍していたが、1967年に行われる昇圧以降の600V対応機能の不要による単電圧化、および居住性や乗り心地向上のための足回りの改善を眼目に新たに設計したのが5000系で、合計47両が製造された。 基本的な構造は先輩格の3000系に準じており、170kW主電動機を搭載し、歯車比も3000系と共通で定格速度も高い(車体は先々代の2000系以来の構造を引き継いでいる)。 3000系からの変更点としては、 *電動車は製造当初からユニット方式とされ、制御電動車の連結向きが5040形登場までは従来と逆の梅田方となる。 *台車は3300系から採用されたダイレクト・マウント型住友金属工業製の空気バネ付きミンデンタイプ(形式:動力台車=FS-369形、付随台車=FS-069形)を履く。尚、冷房化による重量増加に伴い台車枠と軸箱が強化され、5200系台車と同様、形式名末尾に(A)が付き、同FS-369A、同FS-069Aとなった。 *M車(下記形式参照)が装備するパンタグラフは1ユニット当たり2基から1基に変更された。 *主電動機を3000系と同出力だが1500V専用設計のSE-542〔直流直巻補償巻線無し。170kW/375V・500A・2150rpm、最大回転数4500rpm、最弱界磁率35%。〕に変更。 *運転台計器類の上部に飛び飛びで付けられていた丸型の戸閉合図灯などの確認灯類が、台上に一列で四角い枠に纏められて設置。 *扉開閉スイッチが乗務員室側面乗降扉上の小型ボックスによる押しボタン式だったのを、胸元あたりで操作可能な箱型で一本のレバーを上下する方式(↑開:↓閉)に変更。 *車内放送で使用する車掌マイクの設置位置を、車内から見て乗務員室側面乗降扉左側から右側の扉開閉スイッチ真下に移設。 *運転台側にも車掌マイクを設置(後に3000系にも設置)。 *先頭車両の中間車使用時の正面貫通扉と乗務員室扉畳み順を変更(3300系から変更された)。 *天井のファンデリア枠が丸型から3300系と同一の角型へ変更(冷房化で撤去) *車掌台側に客室との仕切りガラスを設置(その後、2000,3000系にも冷房化に伴い取り付けられた) *車内天井の蛍光灯ボックスの間に仕込まれているスピーカー部を拡大、左右とも同じものを設置(ただしどちらか片側は非常灯)。 などがある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「阪急5000系電車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|