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阪急8000系電車(はんきゅう8000けいでんしゃ)は、阪急電鉄が1988年(昭和63年)から製造した、神戸線・宝塚線(総称神宝線)向けの通勤形電車である。 1989年(昭和64年)1月1日に宝塚線の初詣臨時特急で営業運転を開始した。〔「鉄道ピクトリアル」1998年12月 No.663臨時増刊号より〕 本項では、解説の便宜上、梅田寄り先頭車+F(Formation=編成の略)を編成名として記述(例:8000以下8両編成=8000F、8035以下2両編成=8035F)する。 == 概要 == 本系列は、阪急電鉄の創立80周年を記念して製造された。本系列落成後、2000年代前半まではそれまでの阪急の看板車両であった6300系に入れかわる形で同社の広報誌などに掲載されていた。 本系列では前面デザインが大幅に変更され、それまでの丸みを帯びたものから、縁が一段飛び出した「額縁スタイル」と呼ばれるものとなり、窓は行先表示器を内部に納めた大型のものが、灯具は角型のものが採用され、全体的に角張った印象となった。この前面形状は、増備途中にさらなる変更が加えられている。また、8002F-8007Fは西寄りにセミクロスシート車が2両ある。 車体は前作の7000系をベースとしたアルミ製で、側窓は上下に50mmずつ拡大され、それまでの手動からドアに隣接するものは圧縮空気によるボタン式へ変更、その他は固定窓となっている。また、車体上の雨樋位置がわずかに高い、乗務員扉の窓も客室窓と同じくサッシュ式、乗務員扉横の手すりが無塗装ステンレスであるなど7000系とは微妙に仕様が異なる。 外部塗装は、それまで6300系のみに採用されていた「屋根肩部分のアイボリー色塗り分け」が採用され、初期の車両の前面窓下には金属製飾り板が取り付けていた。屋根肩の塗り分けはのちに7000系以前の系列にも波及したが、前面飾り板は採用されず、のちに本系列のものも撤去された(8005F以前の車両にのみ付けられ、8006F以降は新造時から取り付けられていない。)。 主回路制御は2200系で実用試験が続けられていたGTOサイリスタ素子による東芝製VVVFインバータ制御が本格採用された。将来の速度向上にも対応できるように主電動機定格出力は7000系の150kWから170kWに向上され、定格回転数は1,800rpm、最大回転数は5,000rpmであり、2000系以来装備されていなかった定速制御装置を装備している(ただし、阪急部内では8000系以降はこの装置を「惰行制御装置」と呼んでいる)。なお、起動加速度は7000系の2.8km/h/sより少し落とされて2.6km/h/sとなった。また8両編成で4M4Tを基本としているが、3M5Tでも落成当時のダイヤで運行が可能な性能としていた。 阪急伝統のスタイルであった先頭車前面の車番の位置が前面貫通扉下部(貫通扉の窓下)から右側の窓下に変更されたのも本系列からで、後期増備車両においてデザイン変更が行われた際に採用された。この車番位置は京都線で運用されている8300系の他、8200系、9000系、9300系ならびに5000系、7300系、7000系の更新工事に伴う前面改造にも採用されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「阪急8000系電車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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