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阪神8000系電車(はんしん8000けいでんしゃ)は、阪神電気鉄道が所有する優等列車用の通勤形電車。 先に7801・3521形を改造して登場した3000系に続く、新造の界磁チョッパ制御車である。武庫川線の武庫川団地前駅への延伸に係る輸送力増強と3561・3061形や3301・3501形などの初期高性能車を置き換えるため、1984年から1995年にかけて6両編成×21本の126両が武庫川車両工業において製造されたほか、1995年に発生した阪神・淡路大震災で被災廃車された補充車3両が1996年にかけて武庫川車両工業において製造された。 2010年1月現在では6両編成×19本の114両が在籍し、おもに優等列車で使用されている。合計129両製造されたものの全車が同時に在籍したことはない。 なお、本項では解説の便宜上、梅田側先頭車の車両番号 + F(Formation = 編成の略)を編成名として記述(例:8201以下6両編成 = 8201F)する。 == 阪神初の6両固定編成導入 == 1980年代前半の阪神の急行系車両は、他社に先んじて冷房改造は完了していたものの、阪神初の大型車として登場した2扉クロスシートの3011形を3扉ロングシートに改造した3561・3061形やいわゆる「赤胴車」の第1号として登場した3301・3501形、3601・3701形を4両固定編成にして力行専用の電機子チョッパ制御車に改造した7601形などの初期の高性能車の車齢が約25年から30年に達しようとしており、老朽化が目につくようになってきていた。その中でも、3561・3061形や3301・3501形は駆動装置に構造が複雑な直角カルダン駆動方式を採用しており、保守に手を焼くことが多くなっていた。このほか、当時阪神第一の在籍数を数える7801形は、架線電圧の直流600Vから1,500Vへの昇圧と小型車置き換えを目的として製造された1次車の接客レベルが低く、数度の改造を受けてレベルの向上が図られたが、それでもまだ他形式に比べると遜色があった。1983年までに増備された5131・5331形によって5231形を置き換えた結果、普通系車両の100%冷房化を達成したことから、更新が一段落した普通系車両に続いて、今度は急行系車両に新車を投入してこれらの在来車を更新することとなった。 1984年に武庫川線が洲先駅から武庫川団地前駅まで延長されることになった。武庫川線は従来3301形の単行で運転していたが、単行の3301形はサービス電源の関係で冷房装置を作動させることができなかったことから、全線で冷房サービスの提供を行うため、延長を機に輸送力増強を兼ねて、7861・7961形2連に置き換えることとなった。当時7861形は阪神本線や西大阪線(現・阪神なんば線)で幅広く使用されていたことから、新車を投入して捻出することとなった。この時期にはおもな優等列車運用が6連となっていたことや、電機子チョッパ制御に比べると構造が簡単で加減速の少ない優等列車でも省エネルギー効果が高い界磁チョッパ制御の技術が確立されていたことから、阪神では初の6両貫通編成となり、主回路制御に界磁チョッパを本格的に採用した本系列が製造された。その後、本系列はモデルチェンジを繰り返して大量に増備され、上記の急行系初期高性能車を置き換えることとなった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「阪神8000系電車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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