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「防人の詩」(さきもりのうた)は、シンガーソングライターさだまさしの曲。映画『二百三高地』の主題歌である。1980年7月10日にシングルが発売された。 == 解説 == 「防人の詩」は、さだと縁のあった山本直純が音楽監督を務めた映画『二百三高地』の主題歌であり、さだの代表作のひとつとされている。ただし、シングル盤でヒットしたテイクは渡辺俊幸の編曲によるもので、映画に使われた山本の編曲によるものとは異なる。1番は山本のマネージャーが取りに来たのを待たせて、わずか15分で書き上げられた〔ラジオ版 学問ノススメ(ジャパンエフエムネットワーク) ゲスト:さだまさし 2013年9月8日放送より本人談。〕。本作は、映画の公開に先立って1979年のテレビ番組『さだまさし・ライブコンサート』(NHK)で披露され、シングル盤リリースの半年以上前から世に知られた作品ではあった。ただし、そのときの歌詩は3番までしかなかった。4番以降はその後加筆されたものである〔さだはいかなる場合でもフル・コーラスを歌うことに固執している(グレープ時代に「精霊流し」をテレビでワン・コーラスしか歌わせてもらえなかったことをいまだに悔やんでいる)。1979年の『第30回NHK紅白歌合戦』では「関白宣言」を歌ってほしいというNHK側の要求に、5分半ほどかかるフル・コーラスを歌わせることを条件に出した。NHKは出番の時間を5分と妥協案を出し、さだはこれに応じた。そのためテンポをかなり上げ、1 - 2コーラス間の間奏はカットし、エンディングの繰り返しも行わないという措置がとられた。『紅白歌合戦』で1人(組)の出番が5分という措置は極めて異例の長さであった(ただし『第31回NHK紅白歌合戦』では「防人の詩」を歌うも「前回はわがままを通したから」と、若干のカットを行っている)。なお、テレビ番組『さだまさし・ライブコンサート』で歌われた他の楽曲もすべてフル・コーラスで歌われた。こうした状況証拠から、4番以降はその後加筆されたと断定することが出来る。〕。なお一時期、4番の歌詩の一部を変更して歌っていた。変更版「防人の詩」は『夢ライヴ』に収録されており、確認出来る。 映画『二百三高地』は、日露戦争の旅順攻囲戦における203高地の日露両軍の攻防戦を描いた、2部構成の大長編作品であった。大ヒットしたため、後にテレビドラマ化された。その主題歌「防人の詩」は、物悲しい楽想と悲痛な歌詞によって、命の儚さと尊さを歌う「反戦ソング」として紹介され、ヒットもした。その一方で、映画の内容に対して、どんなに犠牲が出ても自衛のため開戦はやむを得ない、悲惨な戦争だが結果は勝利だ、というものであり戦争肯定映画である、という風評が公開前から広まってもいた。ただし、そうした映画の内容は、あくまで戦争に突き進んでしまった当時の風潮を描いたのであって、それが正当とされてしまった当時の政治についてまでは肯定しておらず、むしろそうした時代および日本の体制に対して批判の意図が込められていた。しかし、予告編などで戦闘シーンの悲壮感を盛り上げるように使われたことから、戦争を感傷的に美化する歌と解釈されることがあった。 歌詩は『万葉集』第16巻第3852番に基づいて作られている。 :鯨魚取 海哉死為流 山哉死為流 死許曽 海者潮干而 山者枯為礼 :鯨魚(いさな)取り 海や死にする 山や死にする 死ぬれこそ 海は潮干て 山は枯れすれ :大意:海は死にますか 山は死にますか。死にます。死ぬからこそ潮は引き、山は枯れるのです。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「防人の詩」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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