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防空識別圏(ぼうくうしきべつけん、)とは、各国が防空上の必要性から領空とは別に設定した空域のことである。英称の頭文字から「アディズ」や「エイディズ」と呼ばれることがある。 防空識別圏では、常時防空監視が行われ、(通常は)強制力はない〔下記のワシントンD.C.の防空識別圏など、領土・領空内の識別圏には強制力があるものがある。〕が、あらかじめ飛行計画を提出せずここに進入する航空機には識別と証明を求める。さらに領空侵犯の危険がある航空機に対しては軍事的予防措置などを行使することもある。 民間航空機の航空での安全のために国際的に割り当てられ、各国が分掌管理する飛行情報区(FIR)とは異なる。 == 目的 == === 空軍力への対抗 === 自国の航空機が平和時に他国の防空識別圏内を飛行する場合には、事前に飛行計画を提出することで望まない偶発的紛争や軍事的緊張が高まるのを防ぐよう配慮されていると一般的には理解されている。ただ、この防空識別圏は国際法で確立したものではなく、領空、領土の範囲を定めたものではない。 多くの国において領海は12海里に設定されており、他国機が領海上空の領空を侵犯してから領土上空に到達するまで、旅客機でも1分強、超音速軍用機であれば数十秒あれば可能であり、領空侵犯を確認してから対応するのでは手遅れになる危険がある。従って領空の外周の空域に防空識別圏を設定し、届けのない航空機が防空識別圏に進入した時点で戦闘機を向かわせて警告を行う。さらに領空侵犯が確認され、指示に従わない場合には空軍力による強制措置を含む対応がなされうる。そのためのスクランブルは、当該機が防空識別圏に進入する姿勢を見せた時点で行われることが多い。時に、防空識別圏に侵入した時点で軍事力を用いた措置をとる、あるいはとられるような誤解がされるが、上述の通り防空識別圏は自国の主権の及ぶ範囲ではなく、強制力を用いる法的根拠は全くない。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「防空識別圏」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Washington, DC Metropolitan Area Special Flight Rules Area 」があります。 スポンサード リンク
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