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防護団(ぼうごだん)とは、戦前の日本において、民間における防空活動を遂行するために設けられた組織。 == 概要 == 陸軍の指導の下に発足した団体で、1932年(昭和7年)に東京市で最初に組織化された。陸軍肝いりの団体であるが、「消防組規則(明治27年勅令第15号)」により法定化された消防組とは異なり、法的根拠がない単なる民間団体であった。そのため組織化も全国一斉に行われたのではなく、住民の防空思想が比較的高い六大市など都市圏を中心に結成された。防護団は陸軍の統制の下で防空活動することになった。 しかし、その業務が既存の消防組と重なるところがあり、消防組を監督する警察と防護団を統制下に置いている軍部との間で対立が生じるようになった。ちょうど、その頃(1933年)に発生したゴーストップ事件もこの対立に拍車をかけた。 度重なる協議の結果、防空法(昭和12年法律第47号)の主務官庁は内務省が担当することになり、防護団も消防組に吸収される形で1939年(昭和14年)に統合され、新たに警防団が設けられた。防護団の中核を担っていた在郷軍人が戦争の長期化で召集され、肝心の戦時下においては指導者層がいなくなるという防護団の弱点が露呈したことで、軍側も譲歩せざるをえなかったのである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「防護団」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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