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防長回天史(ぼうちょうかいてんし)は旧長州藩主・毛利家の文書を中心に編纂された幕末・明治維新史である。全12巻。「防長」は毛利家の領地・周防国(防州)・長門国(長州)で、現在の山口県にあたる。「回天」は時勢を一変させること。 末松謙澄(伊藤博文の婿)が毛利家の家政を統括していた井上馨の依頼により編纂を始め、山路愛山・笹川臨風・堺利彦(枯川)らが従事した。明治30年(1897年)に着手し、大正9年(1920年)に全巻刊行を成し遂げた。 前史に始まり、天保期の藩政改革から廃藩置県までを扱っている。長州の視点ではあるが客観的な記述に努めており、「水戸藩史料」(1915年)と並ぶ幕末・維新史の基礎史料と評される。 ==内容== ;第1巻:回天前記 ;第2巻:嘉永安政万延記 ;第3-4巻:万延文久記 ;第5-6巻:文久元治記 ;第7-9巻:慶応記、明治 ;第10巻:附録・東北人謬見考、補遺 ;第11巻:補遺 ;第12巻:附録・版籍奉還廃藩置県の内情、補遺 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「防長回天史」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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