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音響外傷(おんきょうがいしょう、または音響性外傷〈おんきょうせいがいしょう〉、Noise-induced hearing loss、Acoustic trauma)とは、強力な音波によって内耳の蝸牛が障害を受け難聴などが生じる聴覚機構の損傷を受けることである。なお、長期に渡って騒音に曝され続けると、騒音性難聴となるが、これも音響外傷の1種である。騒音性難聴というのは、慢性的な音響外傷とも説明されており、騒音が原因となって起こった音の聴取の可否に関する閾値の上昇(聴力の低下)が、たとえ一部の周波数であっても、正常聴力と比べて21dB以上上昇したまま回復しない状態のことを言う。音響外傷は、強い音が原因なので、そのような音を避けることが肝要となる。 == 概要 == ヒトは、ある程度の強さの音までならば問題なく処理できるが、その限度よりも強い音が入って来ると、内耳などにダメージを受けてしまう。これが音響外傷である。そのようなことを引き起こす強力な音に曝された直後から、耳閉塞感や耳痛が起こり、その後、耳鳴りや聴力低下(難聴)が起きていることを自覚する。なお、聴力低下の度合いは、どのような音が原因となったかなどによって変わり、一定しない。場合によっては、特定の狭い周波数域だけ聞こえが悪くなっていることもある。さらに音源の方向によっては、片側の耳にだけ難聴が発生したりすることまである。また、耳は平衡覚や回転覚を感知する感覚器でもあるわけだが、強力な音に曝されることで、それらを感知する耳石器(卵形嚢斑と球形嚢斑の部分)もダメージを受ける場合がある。そうなるとめまいを感じたりもする。 日常的に強い音に曝されているのでなければ、これらの症状が出ても自己修復能力によって回復は見込める。このような音響外傷は、比較的予後良好とされるものの、完全には回復しないこともある。さらに、日常的に繰り返し強い音に曝されることで音響外傷を受け続けていると、ついには不可逆的な難聴となってしまう。こうした強い音に曝されることが原因で発生した難聴を、騒音性難聴と呼ぶ。この不可逆的な難聴が起こったことは、内耳のダメージが回復不能になったことを意味し、難聴の中でも、内耳性難聴(感音難聴の1種)を起こした状態である。したがって、その人の耳に届く音の強さが、その人の音の聴取の可否に関する閾値を超えた途端、それが強い音ではなくとも、大きな音が鳴っていると感じる現象、すなわち聴覚補充現象も見られる。 ちなみに、これらの症状は自ら望んで強い音を聴いた場合、自ら望まざるとも強い音に曝されてしまった場合、いずれ場合でも発生し得る。 大きな騒音などに長期間晒されているような環境で起きる場合があり、片方の耳のみ生じるケースが多い。ディスコやロックコンサートなどの大音響に晒されていると短時間でも起きる場合があり、ディスコ難聴やロック難聴とも呼ばれることがある。近年では携帯音楽プレーヤーによる症状も多数報告されている。これらは心身共に不調の場合に引き起こされやすいとされている。 爆発音などの急激な大音響によって引き起こされたものは急性音響外傷と呼ぶ。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「音響外傷」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Noise-induced hearing loss 」があります。 スポンサード リンク
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