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阿久津流急戦矢倉(あくつりゅうきゅうせんやぐら)は、将棋の戦法の一つ。相矢倉において主に後手番で用いられる急戦矢倉の一種である。近年では阿久津主税が得意とし、好成績を挙げたことからこの名で呼ばれるようになった(その他にも中原流、郷田流、渡辺流という呼び方もあるが、阿久津流と総称されることが多い)。 5筋の歩を角で交換した後、△5四銀の好形に組み、後に△6五歩と仕掛けるのが後手の狙い筋の一つ。5五の地点に出た角は、7三に引く場合と2二に戻る場合がある。先手の対応次第では上記の狙いを放棄して持久戦にシフトすることも多い。 == 発見と流行 == 5筋の歩を角で交換する急戦矢倉という構想自体は以前から存在し、2二に引く形からの急戦の前例としては中原誠が得意とした中原流と呼ばれる指し方があり、米長流急戦矢倉と共にかつて猛威を振るった(ただし中原流は△6四歩から△6三銀とし、中央から盛り上がっていく)。その後、△6四歩を突かず角を7三に引く余地を残した指し方が登場し〔勝又清和は『消えた戦法の謎』58頁において、92年に羽生善治が指した2局の将棋を例として挙げている。なお、この著書の時点では勝又は本戦法を矢倉中飛車の亜流と位置づけている。〕、郷田真隆が得意としたため郷田流とも呼ばれたことがある。七冠達成を巡り羽生善治と谷川浩司が争ったタイトル戦でも頻出したが、その後、居飛車党が後手番で矢倉戦を敬遠する傾向が強まり、本戦型も見られなくなっていった。 矢倉中飛車と同様に、矢倉の5手目問題における重要なテーマであり、羽生善治が『将棋世界』において長期に亘り連載した『変わりゆく現代将棋』においても、本戦法の変化は深く掘り下げて検討がなされている。しかし、『変わりゆく現代将棋』以降、本戦法について目立った動きがない時期が続いていた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「阿久津流急戦矢倉」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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