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阿佐海岸鉄道株式会社(あさかいがんてつどう)は、徳島県海部郡海陽町に本社を置き、阿佐東線を運営している、第三セクター鉄道事業者。 == 概要 == 旧日本鉄道建設公団建設線で、日本国有鉄道経営再建促進特別措置法の施行により1980年に建設工事が中断された阿佐線のうち、大半の構造物ができあがっていた徳島県側の海部駅 - 甲浦駅間を建設・運営するために1988年に徳島県・高知県・海陽町・東洋町などの出資による第三セクター方式で設立された鉄道事業者で、同区間を阿佐東線として運営している。 阿佐東線は四国旅客鉄道(JR四国)牟岐線の末端的存在であり、沿線人口が少ない上に路線距離も短いため運賃収入は2千万円を切る状態(輸送密度は約170人/日)で、開業以来赤字続きで一度も黒字を計上できていない。沿線の高校統廃合で定期客も減少し、毎年の経常赤字が5 - 9千万円前後に上り、地元自治体の負担は限界に近いとされ、廃止を検討している第三セクターとして名前が挙げられている〔2003年8月13日 日本経済新聞関西版。廃止検討中の第三セクター7社(鉄道以外を含む)のうちの1社として名前が挙げられている。阿佐海岸鉄道においては、2007年度までは現行通り自治体が補助を行うが、以後の存廃は検討中とされている。〕。2008年度鉄道統計年報によると、日本全国のJR線以外の路線で最も利用者が少ない路線となっており〔p. 7 - 東日本旅客鉄道、2012年3月30日。〕、2011年度鉄道統計年報によれば減価償却費を含めた営業係数が「916」と、全国の鉄道事業者の中で最も悪い数値となっている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「阿佐海岸鉄道」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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