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阿刀田高 : ミニ英和和英辞書
阿刀田高[あとうだ たかし]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [かたな, とう]
 【名詞】 1. sword 2. saber 3. sabre 4. knife 5. engraving tool
: [た]
 【名詞】 1. rice field 
: [たか]
 【名詞】 1. quantity 2. amount 3. volume 4. number 5. amount of money 

阿刀田高 : ウィキペディア日本語版
阿刀田高[あとうだ たかし]

阿刀田 高(あとうだ たかし、1935年1月13日 - )は日本作家小説家。「奇妙な味」の短編で知られる。2007年から2011年まで日本ペンクラブ会長を務めた。
== 経歴 ==
東京生まれ。両親は共に宮城県仙台市の出身だった〔阿刀田という珍しい苗字は日本全国に10世帯あるのみである。仙台に多く、祖先は阿刀寺という寺を営んでいたが、加藤田という苗字の相手と結婚したことから、両方の文字を混ぜて阿刀田という苗字になったという(『オール讀物1986年10月号における阿刀田の発言)。〕。父方の伯父の阿刀田令造は西洋史学者で第二高等学校第9代校長を務め、名校長と謳われた。令造の父の阿刀田義潮(よしとも)は宮城県名取郡下増田村(現在の名取市)の初代村長だった。
本籍は東京・西荻窪で、戦時中は宮城県の名取に疎開し、増田小学校に通学する。16歳のとき、長岡市で鋳物工場を経営していたエンジニアの父を亡くし、貧しい母子家庭で苦労して育つ。長岡市立南中学校新潟県立長岡高等学校を経て東京都立西高等学校に転校、長岡空襲で被災する。少年時代から科学が好きで、海軍技師、医師、薬剤師と志望を変えた。
1954年早稲田大学第一文学部フランス文学科に入学する。もっぱら奨学金と家庭教師のアルバイトで自活していた。
早稲田大学に入学した当時は新聞記者を志望していたが、1955年結核を病んで休学し〔ただし阿刀田自身は「僕も実を言うと、中退してるんです。大学二年の頃、結核になってね。休学するつもりだったんだけど、事務局の人に、『一年以上も休むんなら、中退した方がいいよ』って言われてね。ちゃんと手続きをとれば無試験で復学できるんですね。その間の授業料も納める必要ないし。だから、二年間療養して、ちゃんと復学できました」と語っている(阿刀田高会見 )。〕、16か月間の療養生活を送る〔この時期に多数の短篇小説を読んだことが、後年、小説を書く上で大きな力を与えてくれたという。〕、このため志望変更を余儀なくされ、1960年に大学を卒業した後、文部省図書館職員養成所に入学する。1961年から国立国会図書館司書として勤務する。このころ、恩師が出版した日本語関係の小冊子に、古今東西の殺し文句に関する随筆を発表したところ、思いがけず『朝日新聞』の文化欄に取り上げられて喜ぶ。1964年9月、池田書店からの依頼で『ころし文句』(長崎寛との共著)を上梓する。引き続き、池田書店から『笑いのころし文句』『ユーモア一日一言』などの随筆集を刊行する。1969年、著書『ブラックユーモア入門』(KKベストセラーズ)がベストセラーとなったことに勇気を得て、1972年に退職し、筆一本の生活に入る。コント翻訳、広告文案などを手がける。
1978年、短編集『冷蔵庫より愛をこめて』が直木賞候補となる。1979年、短編『来訪者』で第32回日本推理作家協会賞を受賞。1979年、短編集『ナポレオン狂』で第81回直木賞を受賞。1995年、『新トロイア物語』で第29回吉川英治文学賞を受賞。2003年紫綬褒章2007年より日本ペンクラブ会長。現在は新田次郎文学賞、直木賞、小説すばる新人賞選考委員、講談社小説現代』のショートショート・コンテスト選考者を務めている。2012年4月に山梨県立図書館館長に就任した。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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