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『阿含経』(あごんきょう、あごんぎょう、梵・, アーガマ)とは、初期仏教の経典である。「阿含」とは、サンスクリット・パーリ語の「アーガマ」の音写で、「伝承された教説、その集成」という意味である。 漢訳の『阿含経』としては、長・中・雑・増一の四阿含(しあごん)があり、大正蔵では冒頭の阿含部に収録されている。パーリ語の「アーガマ」は、パーリ語仏典の経蔵(五部)を指す。両者は共に原始経典から派生したので、一定の対応関係がある。 ==構成== パーリ語仏典の経蔵と、漢訳『阿含経』の主な対応関係は以下の通り。 #「長部」(, ディーガ・ニカーヤ) : 『長阿含経』(じょう-) - 長編の経典集。全30経。 #「中部」(, マッジマ・ニカーヤ) : 『中阿含経』 - 中編の経典集。全222経。 #「相応部」(, サンユッタ・ニカーヤ) : 『雑阿含経』(ぞう-)- 短編の経典集。全1362経。 #「増支部」(, アングッタラ・ニカーヤ) : 『増一阿含経』(ぞういつ-)- 法数ごとに集められた短篇の経典集。全473経を全11集にまとめたもの。 # (「小部」(, クッダカ・ニカーヤ) - 『法句経』(ほっくきょう)や『本生経』(ほんじょうきょう)など。漢訳では相当文が散在するが、主に大蔵経の「本縁部」に相当する。) 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「阿含経」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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