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阿射加神社(あざかじんじゃ)は、『延喜式神名帳』伊勢国壹志郡に記載する神社(式内社)で、名神大社とされていた。 ==概要== 『延喜式神名帳』に「阿射加神社三座」とあり、現在では三重県松阪市小阿坂町の阿射加神社と大阿坂町の同名神社がその論社とされている。両社は松阪の平野を見渡す阿坂山東麓に東面して建つなど立地条件を同じくし、ともに近世まで「龍天明神」と俗称されるなど共通した信仰を有するものであり、また両社の距離も1kmに満たない。後述するように、式内「阿射加神社」は当初阿坂山上に鎮座していたとされ、阿坂山上から山麓への遷座を小阿坂とするか大阿坂とするかによって説が分かれるのであるが〔小阿坂遷座説を採るものには藤堂元甫『三国地志』等が、大阿坂への遷座説を採るものには安岡親毅『勢陽五鈴遺響』等がある。〕、他に、両社は3座の中の2座で別に1座があるとする説もあり〔御巫清直『伊勢式内神社撿録』・『神祇志料』・『特選神名牒』等。〕、更に、当地一帯は伊勢神宮の外宮の御厨(阿射賀御厨)とされていたが〔『太神宮諸雑事記』・『中右記』・『吾妻鏡』等。〕、延元4年(1339年)の神宮の神領目録である『給人引付并神領目録』には、これが「大阿射賀御厨」・「小阿射賀御厨」と2分されていることから、両社はその分割に際してそれぞれの御厨に鎮守神として勧請されたものと見ることもできる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「阿射加神社」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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