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阿曽原温泉 : ミニ英和和英辞書
阿曽原温泉[あぞはらおんせん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [はら, もと]
  1. (n,n-suf,n-t) (1) origin 2. basis 3. foundation
温泉 : [おんせん]
 【名詞】 1. spa 2. hot spring 3. onsen 

阿曽原温泉 : ウィキペディア日本語版
阿曽原温泉[あぞはらおんせん]

阿曽原温泉(あぞはらおんせん)は、富山県黒部市宇奈月町黒部奥山国有林地内にある温泉
山小屋「阿曽原温泉小屋」が近くにあり、温泉もこの小屋が管理している。毎年7月から10月の登山シーズンのみの営業で、小屋宿泊者は無料で入浴可。通過やテント泊など小屋に宿泊しない場合でも、入浴料500円(2014年現在)を支払った上で利用できる〔阿曽原温泉小屋 営業案内 、2014年11月1日閲覧。〕。
風呂は小屋から5分 - 10分ほど下っていった場所に位置している。コンクリート造りの露天風呂が一つあり、時間を区切って男女で交代して入る。小屋および風呂の入り口に男女別の時間割が掲示されている。夜(20時 - 21時頃以降)は混浴となる。
== 阿曽原温泉小屋 ==

1949年昭和24年)に阿曽原温泉小屋が建てられた。黒部峡谷の核心部「下廊下」を通る登山道である水平歩道沿いにあり、水平歩道および仙人谷ダムで同歩道と接続する日電歩道黒部ダム方面)と雲切新道(仙人温泉方面)への中継地として利用されている。特に下廊下においてはここが唯一の山小屋であることや、日電歩道が黒部ダムまで通行できるようになるのが毎年秋になってからのため、山小屋としては珍しく秋が最も混雑する〔阿曽原温泉小屋のサイト、オープン 朝日岳方面遭難対策協議会、2008年9月22日。〕。
2014年現在、富山県警察山岳警備隊隊員から転身したオーナーが経営している。定員は50名で、加えてテント30張分のキャンプ指定地がある〔。小屋・キャンプ指定地ともに水洗トイレ・水場あり。一帯は中部山岳国立公園内のため、キャンプ指定地以外での幕営は禁止されている。
黒部峡谷は豪雪地帯であり、温泉が位置する阿曽原谷も雪崩の巣窟のため、損壊の危険があることから恒久的な建物の設置は不可能である。このため小屋はプレハブ造りで、毎年秋の営業終了後に解体され、翌年の初夏に再び組み立てられる〔。同様の理由で冬季に解体される山小屋として、白馬鑓温泉小屋・白馬尻小屋がある。
プレハブユニットを新型のものに入れ替えようとしたこともあったが、新型のユニットは鉄骨が軽量化されているために冬季間の解体保管中に雪の重みによって変形し使えなくなってしまうことや、豪雪に耐えられる強度のものを特注すると多額の費用がかかることもあり、老朽化が進行しているにもかかわらず古い型のユニットが現在も使われ続けている〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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