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阿閦金剛 : ミニ英和和英辞書
阿閦金剛[ごう]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [きん]
  1. (n,n-suf) (1) gold 2. (2) gold general (shogi) (abbr) 
金剛 : [こんごう]
 【名詞】 1. (1) vajra (indestructible substance) 2. diamond 3. adamantine 4. (2) thunderbolt 5. Indra's weapon 6. Buddhist symbol of the indestructible truth

阿閦金剛 ( リダイレクト:阿しゅく如来 ) : ウィキペディア日本語版
阿しゅく如来[あしゅくにょらい]

阿閦如来(あしゅくにょらい)、梵名アクショービヤ(अक्षोभ्य )は、仏教における信仰対象である如来の一尊で、阿閦仏ともいう。また漢訳仏典では阿閦婆などとも音写し不動、無動などとも訳される。
三昧耶形は五鈷金剛杵種子(種子字)は憤怒の叫びを表すウーン(huuM)。
== 概要 ==
阿閦如来は密教における金剛界五仏の一で、金剛界曼荼羅では大日如来の東方(画面では大日如来の下方)に位置する。唯識思想でいう「大円鏡智」(だいえんきょうち)を具現化したものとされる。また胎蔵界の東方、宝幢如来と同体と考えられている。
梵名のアクショービヤとは「揺るぎない」という意味で、この如来の悟りの境地が金剛(ダイヤモンド)のように堅固であることを示す。印相は、右手を手の甲を外側に向けて下げ、指先で地に触れる「触地印」(そくちいん)を結ぶ。これは、釈迦が悟りを求めて修行中に悪魔の誘惑を受けたが、これを退けたという伝説に由来するもので、煩悩に屈しない堅固な決意を示す。
「阿閦仏国経(大宝積経第六不動如来会)」によれば、昔、この娑婆世界から東方千仏の国を経て阿比羅提(アビラッティー、妙喜・善快・妙楽と訳す)という国があり、そこに大日如来が出現した時、無瞋恚の願を発し修行して、一切の瞋恚と淫欲を断滅し成就完成して仏となり、いま現にその仏国土において説法中であるという。これを考えると、後の密教でその種子(種子字)が怒りの声「ウーン」とされたのは矛盾しているが、ここでいう怒りとは我欲に基づくものではなく、仏道の妨げとなる煩悩などへの怒りである。我欲からくる小さな怒りを、悟りに繋がる大きな怒りに昇華したものと考えるべきであろう。
日本における阿閦如来の彫像は、五仏(五智如来)の一として造像されたものが大部分であり、阿閦如来単独の造像や信仰はまれである。重要文化財指定品で阿閦如来と称されているものには、奈良・法隆寺大宝蔵殿南倉安置の木造坐像、和歌山・高野山親王院の銅造立像がある。
空海が開創した高野山金剛峯寺金堂(旧堂は1926年に焼失)の本尊は阿閦如来と伝承されていたが、薬師如来とする説もあり、さらには阿閦と薬師は同体であるとする説もあった。同像は古来絶対の秘仏であったことに加え、1926年の火災で焼失してしまったため、その像容は不明である。〔「金堂焼失諸仏」(高野山霊宝館サイト)

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Akshobhya 」があります。




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