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降着制度(こうちゃくせいど)とは、競馬の競走に出走した競走馬が、競走中にほかの出走馬の走行を妨害したり、何らかの不利を与えた場合に、加害馬の着順を被害馬の次に繰り下げる制度のことをいう。 以下では、主に日本競馬(特に中央競馬)について述べる。 == 概要 == 降着制度は1953年に西ドイツで初めて導入され、1950年代のうちにイギリス、アメリカ、フランスなどの欧米諸国が相次いで導入した。日本での導入は、中央競馬においては1991年1月1日から〔中央競馬Q&A 第14版 平成24年 - JRA公式サイト。19ページ「Q40.レースにおける降着とは。」を参照。〕(ただし実質的には1月5日から)、地方競馬においては1991年4月1日からである。降着制度導入の表向きの理由は、「国際化への対応」であった。〔デイリー NIKKEI サラブネット(08/6/2) 〕 それまでは進路妨害などの不正行為があった場合は、競走中止につながらなくとも加害馬は一律に失格となったため、とくに馬券を購入した者にとっては、的中がふいになるケースもあった。しかし、走行妨害があった時にいつも失格を適用していたのでは失格事例があまりに多くなってしまい、馬券売上にも響いてしまうので、主催者は失格を積極的には適用せず、騎手への制裁だけにとどめていたことが多かった。これによって日本競馬ではラフプレーが横行してしまうという弊害があったため、それを改善しようという目的もあった。この制度では加害馬が被害馬の次の着順に繰り下がったとしても馬券対象の着順になる可能性が生じるため、主催者は躊躇なく加害馬への適切な制裁を加えることができるようになった。結果として、日本競馬はそれまでとは打って変わって、激しい接触の少ない落ち着いたレースが多くなっていく。 日本が最初に導入した制度ではなく、日本国外においては「加害馬はその被害馬に対して責任を負うのがより合理的で、進路妨害の処置は加害馬・被害馬の関係のみで考えるべき」、また「どの馬もその競走で示した能力を可能な限り尊重すべき」としてこれを導入している。〔降着制度 - 2013年1月29日閲覧〕 2013年より、中央競馬は1月1日(厳密には競馬開催がスタートする1月5日)から、地方競馬も年度が変わる4月からルールが大幅に変更となり、JRAの説明では「各馬がレースで見せたパフォーマンスを尊重するシンプルで分かりやすいもの」となる〔2013年1月から降着・失格のルールが変わります - JRA公式サイト〕。この変更によって降着・失格となる事例が大幅に減少することになっても、加害馬の騎手に対する制裁(騎乗停止、過怠金など)は厳正に科すとしている(詳細は後述)。 降着・失格に関する現行のルールは、以下のとおりである。 * 降着は、入線した馬が「その走行妨害がなければ被害馬が加害馬に先着していた」と裁決委員が判断した場合に、被害馬の後ろに降着となる。 * 失格は「極めて悪質で他の騎手や馬に対する危険な行為」により、「競走に重大な支障を生じさせた」と裁決委員が判断した場合に限り行われる(単純に「加害馬が被害馬の競走中止の原因を作った」だけの場合は失格にはならない)。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「降着制度」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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