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四声(しせい)とは、中国語の声調を、中古漢語の調類に基づいての4種類に分類したもの。中国音韻学では平声(へいせい、ひょうせい、ひょうしょう)・上声(じょうせい、じょうしょう)・去声(きょせい、きょしょう)・入声(にゅうせい、にっしょう)をいう。また、現代中国語の北方語を基礎とした普通話などの声調をも四声というが、内容が異なり、中古漢語にあった入声は失われ、逆に平声が二つに分かれているため、陰平(第一声)・陽平(第二声)・上声(第三声)・去声(第四声)をいう。 == 概要 == 言語学において声調(トーン、tone)とは、音節に関わる音の高低の違いのことをいい、中国語はこの高低変化のパターンの違いを語彙の意味分けに用いている。しかし、中国音韻学においては、音韻を分類整理した結果、高低の変化パターンだけではなく、音の促舒(つまるか伸びるか)をも含めて声調と認識しており、入声は音節末が-p・-t・-k・-h といった内破音で終わる短くつまった音節を分類している〔現代音では例外がある。〕。 中国語の1音節(1字)にはかならず1つの声調があり、その高低のパターンを調値(ちょうち)と呼ぶ。その高さの上がり下がりは、現在5度式と呼ばれる低(1)・半低(2)・中(3)・半高(4)・高(5)の数値を組み合わせて表される。そして同じ調値をもつ音節と音節末の促舒の違いを帰納して分類したものが調類(ちょうるい)である。 中古漢語においては4つの調類があったが、その後調値や音韻の変化がおき、中古以降の声調は、これを陰調と陽調に分けた八声(はっせい)あるいは四声八調(しせいはっちょう)によって分類されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「四声」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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