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陳儀[ちん ぎ]
陳 儀(ちん ぎ)は、中華民国の軍人・政治家。国民革命軍の軍閥では直隷派に属した。国民党投降後、党員として、福建省政府主席、行政院秘書長、陸軍大学校長代理等を歴任した。第二次世界大戦結束後は台湾省行政長官兼警備総司令に任じられ、その在任期間中に二二八事件が発生している。晩年は中国共産党への帰順を企画したが露見し、国民党により処刑された。原名は陳毅、字は公侠(公洽とも作る)、号は退素。浙江省紹興府山陰県出身。最終階級は陸軍二級上将。 == 大陸時代 == 兄の陳威は1912年から25年まで中国銀行の副総裁を務めた。 陳儀は幼少より浙江求是書院での私塾教育を受けている。1902年に日本に留学すると光復会の活動に参加している。日本陸軍士官学校五期歩兵科を卒業し、1909年に中国に帰国した。1911年に辛亥革命が発生すると浙江の独立運動に参加、1912年には浙江都督府陸軍部長兼陸軍小学校長に任命されている。 1917年に陸軍大学に留学、1920年に帰国している。1925年に直系軍閥の孫傳芳により浙軍第一師師長、後に第一軍司令兼浙江省長に抜擢されている。1926年、陳は北伐中の国民党に投降、国民革命軍十九路軍軍長に任命されたが、部下の叛乱によりこれを辞任、ヨーロッパ方面の軍需工場視察に出発する。ヨーロッパ視察より帰国すると蒋介石により兵工署署長に任命され、更に軍政部次長に抜擢された。1934年に福建事変が終結すると福建省主席兼綏靖主任に任じられ、福建軍政の整備に着手した。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「陳儀」の詳細全文を読む
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