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陸前 : ミニ英和和英辞書
陸前[りく, ろく]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [りく, ろく]
 (adj-na,n) six (used in legal documents)

陸前 ( リダイレクト:陸前国 ) : ウィキペディア日本語版
陸前国[りくぜんのくに]

陸前国(りくぜんのくに)は、東北戦争終結直後に陸奥国から分立した、日本の地方区分のの一つ。東山道に位置する。領域はほぼ現在の宮城県にあたるが、宮城県南部の亘理郡伊具郡刈田郡角田市白石市を欠き、岩手県南東部の気仙郡陸前高田市大船渡市釜石市南部を含む。
== 沿革 ==

* 「旧高旧領取調帳」の記載によると、明治初年時点で、陸奥国のうち後の陸前国内は、栗原郡有壁村・片馬合村が一関藩領、残り全域が仙台藩領であった。
* 慶応4年9月24日1868年11月8日) - 戊辰戦争後の処分により仙台藩が廃藩。
* 明治元年
 * 12月7日1869年1月19日
  * 陸奥国が分割され、柴田郡名取郡宮城郡黒川郡加美郡玉造郡志田郡・栗原郡・遠田郡気仙郡本吉郡牡鹿郡登米郡桃生郡陸前国の所属となる。
  * 仙台藩が改めて立藩し、名取郡・宮城郡・黒川郡・加美郡・玉造郡および志田郡の一部を管轄。
  * 牡鹿郡・桃生郡・本吉郡が上野高崎藩取締地となる。
  * 登米郡・遠田郡および志田郡の一部が常陸土浦藩取締地となる。
  * 気仙郡が信濃松本藩取締地となり、花巻県を称する〔明治元年12月23日(1869年2月4日)の「諸藩取締奥羽各県当分御規則」(法令全書通番明治元年太政官布告第1129)に従って設置された県だが、明治政府が権知県事を任命したわけではなく、そのため明治政府の公文書には全く記録が残っておらず、正式な県とは認められていない。〕。
 * 12月23日(1869年2月4日) - 栗原郡が下野宇都宮藩取締地となる。
 * 12月24日(1869年2月5日) - 旧仙台藩から没収された磐城国刈田郡白石城盛岡藩が転封されて白石藩となり、柴田郡を管轄。
* 明治2年
 * 1月14日(1869年2月24日) - 戊辰戦争後の処分により一関藩が減封。国内の管轄地域が宇都宮藩取締地となる。
 * 3月22日(1869年5月3日) - 宇都宮藩取締地が栗原県、土浦藩取締地が涌谷県を称する〔。
 * 7月20日(1869年8月27日) - 高崎藩取締地に桃生県を設置。
 * 7月22日(1869年8月29日) - 白石藩が盛岡藩に再転封。
 * 8月7日(1869年9月12日) - 旧白石藩領に白石県、涌谷県および栗原県の一部に登米県を設置。
 * 8月12日(1869年9月17日) - 栗原県の残部が胆沢県の管轄となる。
 * 8月13日(1869年9月18日) - 桃生県が石巻県に改称。
 * 8月18日(1869年9月23日) - 花巻県が江刺県に編入。
 * 11月27日(1869年12月29日) - 白石県が角田県に改称。
* 明治3年9月28日1870年10月22日) - 石巻県が登米県に編入。
* 明治4年
 * 7月14日1871年8月19日) - 廃藩置県により仙台藩領が仙台県となる。
 * 11月2日(1871年12月13日) - 第1次府県統合により、柴田郡・名取郡・宮城郡・黒川郡・加美郡・志田郡・遠田郡・牡鹿郡・桃生郡が仙台県、玉造郡・栗原郡・気仙郡・本吉郡・登米郡が一関県の管轄となる。
 * 12月13日1872年1月22日) - 一関県が水沢県に改称。
* 明治5年1月8日(1872年2月16日) - 仙台県が宮城県に改称。
* 明治8年(1875年11月22日 - 水沢県が磐井県に改称。
* 明治9年(1876年
 * 4月18日 - 第2次府県統合により磐井県のうち陸前国が宮城県、陸中国が岩手県に分割編入。
 * 5月25日 - 気仙郡が宮城県から岩手県に移管。
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