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陸奥鉄道（むつてつどう）は、青森県南津軽郡光田寺村（現在の田舎館村）と北津軽郡五所川原町（現在の五所川原市）を結ぶため建設された鉄道路線及びその運営会社である。後に国有化され、現在の東日本旅客鉄道（JR東日本）五能線の一部となった。 == 歴史 == === 前史 === 江戸時代は西・北津軽郡各地から集まった米等は鰺ヶ沢港から和船で大阪へ輸送していた。しかし明治時代に入ると青森港の発展にともない鰺ヶ沢港が衰退した〔『奥羽鉄道北線の道しるべ』1902年 （国立国会図書館デジタルコレクション）〕。1889年（明治22年）日本鉄道が青森まで開業、1894年（明治27年）青森-弘前間が開業し大釈迦駅が設置されると馬車での輸送がされた〔『奥羽鉄道北線の道しるべ』1902年 （国立国会図書館デジタルコレクション）〕、しかし途中に七段坂という難所があり、積雪時の通行は非常な困難であった。 1895年（明治28年）8月工藤行幹ほか45名の発起により木造より五所川原をへて黒石に至る約20哩の免許を申請し〔『日本鉄道史. 中篇』 （国立国会図書館デジタルコレクション）〕1896年（明治29年）4月仮免状が下付〔『鉄道局年報. 明治29年度』 （国立国会図書館デジタルコレクション）〕、11月に免許状が下付された〔「私設鉄道敷設免許状下付」『官報』1896年12月3日 （国立国会図書館デジタルコレクション）〕。津軽鉄道株式会社が設立され〔津軽鉄道とは別〕〔『帝国鉄道要鑑. 第１版』明治33年 （国立国会図書館デジタルコレクション）〕、発起人及び株主は秋田県内の有力者や東京の資本家たちで、12000株のうち9000株を東京の資本家が申込んでいた〔『五所川原市史』通史2、196-197頁〕。しかし1897年（明治30年）5月起工式をしたものの計画時の好況時から一転財界不況により資本金の1/10の払い込みもままならず、結局1899年（明治32年）に会社は解散する〔〔『鉄道局年報. 明治32年度』 （国立国会図書館デジタルコレクション）〕。明治40年代にも奥羽線への鉄道建設の請願が繰り返されていたが実現されなかった〔『五所川原市史』通史2、198頁〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア（Wikipedia）』 ■ウィキペディアで「陸奥鉄道」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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