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「隅田川御用帳」(すみだがわごようちょう)は、廣済堂出版より刊行されている藤原緋沙子による時代小説シリーズ。 深川にある縁切り寺「慶光寺」の門前で御用を務める「橘屋」の女主人お登勢と、橘屋に雇われた浪人塙十四郎が、悲しい女たちを支え、見守りながら、彼女たちにまつわる事件を解決していく。 == 時代背景 == 十一代将軍家斉の治世(在任1787年~1837年)。隠居後に楽翁と呼ばれた松平定信(1758年生誕、1812年隠居、1829年死没)が未だ幕政に影響力を残している頃。 そして、松平周防守と呼ばれる人物が寺社奉行の頃。寺社奉行となった松平周防守は数人いるが、家斉や定信に関する上述の期間と照らし合わせると、本作品の寺社奉行に該当するのは松平康任で、在任1817年~1822年。 松平康任が寺社奉行になったのは1817年だが、第1話は桜の蕾が膨らみ始めた頃の出来事(この年は桜の開花が2月の後半〔斎藤月岑著「東都歳時記」には、二月の項に江戸の花見の様子が描かれており、江戸での花見の時期が立春(旧暦12月後半~1月前半)から数えて60日目前後であることが記されている。この年の立春頃、すなわちグレゴリオ暦1817年2月4日は文化13年12月19日である。詳しくは、http://koyomi.vis.ne.jp/doc/mlwa/200703290.htm〕なので、1月の終わり頃から2月の初め頃か)であり、ほんの1ヶ月前に寺社奉行が交代したばかりだと思わせる記述は見られないことから、十四郎が橘屋に雇われた第1巻第1話が1817年というのは考えにくい。また、第1話から少なくとも2年間は、松平周防守が寺社奉行を務めている。そこで、第1話は1818年から1820年の出来事だと思われる〔第1話が1818年だとしても楽翁は六十歳である。これは、第1話で十四郎が楽翁の年の頃を五十過ぎと見たことと矛盾するようだが、楽翁がそれだけ若々しく見えたということだろう。〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「隅田川御用帳」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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