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随伴行列 : ミニ英和和英辞書
随伴行列[ずいはんぎょうれつ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

随伴 : [ずいはん]
  1. (n,vs) (1) attendance 2. accompanying 3. following 4. (2) adjoint (math)
: [とも]
  1. (n,vs) companion 2. follower 
: [くだり, ぎょう]
 【名詞】 1. (1) line 2. row 3. (2) verse 
行列 : [ぎょうれつ]
  1. (n,vs,n) (1) line 2. procession 3. (2) (gen) (math) matrix 
: [れつ]
 【名詞】 1. queue 2. line 3. row 

随伴行列 : ウィキペディア日本語版
随伴行列[ずいはんぎょうれつ]

数学の特に線型代数学における行列の, エルミート転置 (''Hermitian transpose''), エルミート共軛 (''Hermitian conjugate''), エルミート随伴 (''Hermitian adjoint'') あるいは随伴行列(ずいはんぎょうれつ、)とは、複素数に成分をとる 行列 に対して、 の転置およびその成分の複素共軛(実部はそのままで虚部の符号を反転する)をとって得られる 行列 を言う。
: \begin
A &= \begin 1 & -1-i \\ 1+i & i \end\\
A^
* &= \begin 1 & 1-i \\ -1+i & -i\end
\end
== 記法と名称 ==
式で書けば、行列 に対してその随伴は
:A^
* = (\overline_)
で与えられる。ここで は の -成分で、1 ≤ ''i'' ≤ ''n'' および 1 ≤ ''j'' ≤ ''m'' である。また上付きのバーはスカラーに対する複素共軛(すなわち を実数として )である。あるいはこれを
:A^
* = \overline^ (= (\overline)^ = \overline)
と書くこともできる。ただし、 は の転置を、 は の各成分の複素共軛をとったもの(複素共軛行列)の意味とする。ここで、 は少々曖昧な表現だが、転置をとってから複素共軛をとること(転置共軛; ''transjugate'')と、共軛複素をとってから転置をとること(共軛転置; ''conjugate transpose'')とは、操作としては異なるが結果として同じことであるので、混乱のもとにはならない。また と書く代わりに と書く流儀もある。
ほかにも の随伴を表す記号として
* : 線型代数学で広く用いられる
* : 量子力学でよく使う。ダガー † を用いるのでダガー行列 (''be-daggered matrix'')、あるいはダガーを付けると言う。
* を使うこともあるが、ムーア・ペンローズ擬逆行列を表す場合の方が普通。
文献によっては、成分の複素共軛をとる操作を で表す場合もあり、その場合は随伴を , あるいは で表す。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「随伴行列」の詳細全文を読む




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