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『隙間女』(すきまおんな)は都市伝説の一種。桜金造の代表作のため、彼から広まった様に思われるが、江戸時代の随筆耳袋には類話がある。江戸時代には民間伝承として広まっていた可能性がある。 == あらすじ == 基本的には以下のような話。男版もあるが、内容はさほど変わらない。 : ある日のこと、一人暮らしをしているある女学生が部屋の中でだれかの視線を感じた気がした。 : もちろん、部屋には彼女(彼)の他にはだれもいない。 : 気のせいかな……そう思って彼女(彼)はそのことを忘れてしまった。 : ところが、その日以来彼は毎日のように部屋の中で誰かに見つめられているような感覚に襲われるようになった。 : 部屋はアパートの3階なので外から覗かれているとは考えにくい。 : 部屋のどこかに誰かが隠れているのではないかと思い家捜しをしても見たが、もちろんその努力はむだに終わった。 : 自分はおかしくなってしまったのだろうか…… : そんなことも考え始めるようになった時、彼女(彼)はついに視線の主を発見する。 : 彼女(彼)の部屋のタンスと壁の間にあるほんの数ミリの隙間の中に女が立っており、じっと此方を見つめ続けていたのだ〔宇佐和通 『THE都市伝説』 新紀元社、2004年、26頁。〕〔松山ひろし 『壁女-真夜中の都市伝説』 イースト・プレス、2004年、77-78頁。〕。 : 話によっては、視線ではなく何かをたたく音で違和感を覚える場合がある。 また、桜金造のバージョンでは以下のような話となっている。 : 一人の男の人が無断欠勤をした。 : 心配した仲間が電話をしてみたのだが、一向に連絡がとれない。 : そんな状態が一週間も続いたのでみんなで彼の家まで行った。 : すると、彼は家にいた。 : 聞けば一歩も外へは出ずにずっと家の中にいたとの事。 : 仲間の一人が「いいから行こう」と誘うと「だめなんだ!! 動いちゃだめだって言うから、だめなんだ!!」と彼は言った。 : みんな不思議に思って「いったい誰がそんなことをいうの?」と訊くと、台所の冷蔵庫の隙間を指差して「あそこにいるんだよ……」 : 見てみると、隙間から赤い服を着た女の人がこちらをじっと見ていたそうだ。 : 同僚はその場から逃げだし、男はその後どうなったか誰も知らないと続く。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「隙間女」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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