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障害調整生命年(しょうがいちょうせいせいめいねん、、DALY)とは、病的状態、障害、早死により失われた年数を意味した疾病負荷を総合的に示すものである。元来はハーバード大学により世界銀行のために1990年に開発されたものであるが、後に世界保健機関(WHO)がその手法を2000年に採用した。早死によって失われた潜在的な年数の概念を拡張して、損なわれた健康や障害のために失われた健康的な生活の年数も含めたものである。それにより、死亡率と疾病率は単一の共通指標に統合されることになる。DALYは、公衆衛生と (HIA)〔健康影響評価 (Health Impact Assessment: HIA) 〕 の分野で次第に一般的なものとなってきている。 DALYは、「早死により失われた期間」と「疾病により障害を余儀なくされた期間」の、双方の期間を慢性疾患による影響として最も妥当な指標であるとみなしている。1DALYは、それゆえ、1年間の健康生活が失われたことと同等である。日本人の平均余命が世界で最も長いので、日本人の平均余命が早死の評価の基準値として使われている〔Menken M, Munsat TL, Toole JF. The Global Burden of Disease Study - Implications for Neurology. Arch Neurol. 2000;57:418-420 〕。 DALYから疾病損失を見てみると、諸国民全体の健康の状態について驚くべき実態が浮き上がってくる。例えば、1990年のWHOの報告は、10大障害原因のうち5つまでが精神疾患によるものであることを示している。精神神経疾患は、障害を有した生活のうちの28%を占めているが、その反面、全死亡のわずか1.4%しか占めておらず、損失生存年数の1.1%しか占めていない。それゆえ、精神疾患は、伝統的に疫学的には重要な問題と捉えられていなかったが、障害年数を考慮に入れると諸国民に対して非常に大きな影響を与えていることが示されている。 == 算出法 == 伝統的に、健康の損失は、単一の指標である損失生存年数(Years of Life Lost: YLL) の期待値(平均値)で表現されてきた。この計算方法のみでは、障害生存年数 (Years Lived with Disability: YLD) と呼ばれる障害による影響が考慮されていない。 障害調整生命年(DALY)は、これらの2つの要素の和である。計算式は次のとおり。 :障害調整生命年 (DALY) = 損失生存年数 (YLL) + 障害生存年数 (YLD) 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「障害調整生命年」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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