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隠し球(かくしだま)とは、野球で、走者に気づかれないように野手がボールを隠し、走者が塁から離れた時に触球して走者をアウトにするトリックプレイを指す。隠し球という言葉は、公認野球規則では定義されておらず用いられてもいないが、一般には広く普及している。英語ではhidden ball trickなどと呼ばれ、こちらも野球規則などに定められているわけではない。 == 概要 == === ルールにおける隠し球 === 隠し球は、投手がボールを持っているように見せかけ、投手以外の野手がボールを隠し持ち、走者が離塁した際に触球をすることで行われることが多い。ただし、投手がボールを持っていないのに投手板を跨いだり、捕手とサインの交換をするなどの偽装はボークとなる。 日本プロ野球では、1999年4月3日の読売ジャイアンツ対阪神タイガース戦で、巨人の三塁手・元木大介がを試みたが、桑田真澄投手がボークをとられたという事例がある。桑田は、左足が投手板をまたいでいるように見えたと審判員から通告されたと語っている〔読売新聞1999年4月4日、27頁〕。 走者はボールインプレイのときに離塁して触球されるとアウトになるので、プレイが一段落したところで審判員にタイムを要求し、タイムが宣告されボールデッドになってしまえばアウトになることはない。球審がプレイを宣告し、再びボールインプレイとなるときは、「ボールデッドになった後、投手が新しいボールか、もとのボールを持って正規に投手板に位置して、球審がプレイを宣告したときに、競技は再開される。」(公認野球規則5.11)…と定められているので、一度ボールデッドとなれば、ルール上、隠し球が起こることはない。 公式記録上では、補殺者なしで、走者に触球した野手に刺殺が記録される。また、プレイの状況によっては『併殺』・『三重殺』が記録される場合もある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「隠し球」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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