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隠戸型給油艦(おんどがたきゅうゆかん)は、日本海軍の運送艦〔(給油艦〔)。 == 計画 == ワシントン海軍軍縮条約締結によって主力艦建造を予定していた呉海軍工廠・横須賀海軍工廠・川崎造船所・三菱造船長崎造船所の4カ所では、仕事量の落ち込みが予想された〔#T12公文備考21/特務艦隠戸、第4駆逐艦製造一件画像8-11『大正十年十二月二十一日起案 十二月二十一日発付 次官 華府大臣ヘ電案 報告第一〇番電 (本文略)』〕。そのためにこれら造船所の仕事量変動を緩和させる為〔、大正12年度着手予定の給油船1隻、大正13年度予定2隻の建造が早められ〔#T12公文備考21/特務艦隠戸、第4駆逐艦製造一件画像12-14『官房機密第一八一三號 大正十年十一月二十六日起案 十二月五日発付 仰裁 給油艦建造豫定変更ノ件 (以下略)』〕、呉・横須賀・川崎にそれぞれ能登呂型給油艦(知床型給油艦)1隻づつが発注された〔#T12公文備考21/特務艦隠戸、第4駆逐艦製造一件画像6-7『艦本機密第五〇三六號 大正十年十二月 横須賀 呉工廠長宛(各通) 給油船建造準備ニ関スル件(以下略)』〕〔#T12公文備考21/特務艦隠戸、第4駆逐艦製造一件画像2-3『艦本機密第五一七一號 大正十年十二月 総務部長 在神戸監督官宛 特務艦建造ニ関スル件(以下略)』〕。この3隻が後に隠戸型となる。 ちなみにこの3隻の建造のみではまだ足りないため、川崎、長崎で準備されていた主力艦の材料により快速客船(後に病院船)を建造する計画もあった〔#T12公文備考21/特務艦隠戸、第4駆逐艦製造一件画像19-33,35『極秘 大正十年十二月十二日起案 高等官手渡 病院船二隻建造ニ関スル件(以下略)』〕。これは廃案となったが〔#T12公文備考21/特務艦隠戸、第4駆逐艦製造一件画像20、大正10年12月14日海軍省軍務局附箋。同画像21、大正10年12月15日海軍艦政本部総務部第二課の附箋。〕、大正14年度着手予定の特務艦2隻の建造を早める事になった〔#T12公文備考21/特務艦隠戸、第4駆逐艦製造一件画像16-18、『機密 官房機密第一八七七號 大正十年十二月十五日起案 大正十年十二月廿一日附決裁済 特務艦建造豫定変更の件(以下略)』〕。川崎には敷設艦に代わって〔給糧艦1隻(後の「間宮」)を発注〔、長崎には水雷母艦1隻(後の「長鯨」)を発注した〔#T12公文備考21/特務艦隠戸、第4駆逐艦製造一件画像4-5『艦本機密第五一七二號 大正十年十二月 総務部長 在長崎監督官宛 水雷母艦建造ニ関スル件(以下略)』〕。更に同社神戸造船所での建造が決まっていた水雷母艦1隻(後の「迅鯨」)を長崎に変更している〔。 なお『#戦史叢書31海軍軍戦備』では八八艦隊計画がワシントン会議により整理された大正12年度(1923年)の艦艇新造新計画に隠戸型3隻は含まれている。『日本海軍特務艦船史』では「本型は大正12年度の八八艦隊計画で3隻が建造された」としている〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「隠戸型給油艦」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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