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集団登下校(しゅうだんとうげこう)は、主に小学校において、児童が一定以上の規模の集団となって一緒に通学路を登校・下校(登下校)すること。登下校時の児童の安全を確保する目的で行われる。主に交通安全上の配慮から導入されてきたが、近年では児童を狙った犯罪から児童を保護する目的で導入する学校が増えている。 校区内で、児童を狙った犯罪や、人の生命・身体に危害が及ぶ犯罪が発生したりした直後には、警戒のため保護者が同伴しての集団登下校の姿が報道されることが多いが、平時における集団登下校は保護者が同伴せず、児童のみで行われるのが通例である。 似たものに幼稚園などで教師や保護者が同伴して行うグループ通園がある。 == 概要 == 集団登下校は地域の自治会・町内会などの単位で子供会のようなグループを組織し、そこから「通学班」「通学団」などと呼ばれる登下校集団を編成する。児童同士が相互に存在を把握できる規模になるよう、人数が多い場合は住所別や男女別に登下校集団を小さな集団に分ける場合もある。 児童は集会所の前や公園など決められた場所に決められた時刻に集合し、点呼を行ってから出発する。点呼時に不在だった者が後から単独で登下校することを防ぐため、風邪による欠席など不在の理由が明らかでない場合は自宅などに呼びに行くことになる。 この集団の引率を行う者は通学リーダー、通学区リーダーなどと呼ばれ、集団内の最上級生がこれを行うのが通例である。リーダーは一目でリーダーとわかるようなもの、たとえば腕章を身につけていたり、道路横断時に用いる旗などを所持していることが多い。 学校では始業時刻・終業時刻が定まっているため、たとえ個別に登下校したとしてもその経路上では児童が列をなして一緒に登下校することとなるが、学年の壁を越えて下級生を上級生が引率する仕組みに、自然発生的集団と集団登下校の最大の違いがある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「集団登下校」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Walking bus 」があります。 スポンサード リンク
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