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雨夜談抄(あまよだんしょう)とは、源氏物語の注釈書。 == 概要 == 源氏物語の中の第2帖である帚木巻のみ、さらにほとんどはその中の一場面である「雨夜の品定め」のみの注釈という源氏物語の部分的な注釈書であり、いくつかある本書の題名もすべてそれに由来する。これは、「この雨夜の品定めの場面において語られたさまざまな女性(の形)がこの後光源氏の前に実際に現れてくるため、源氏物語54帖の中で帚木巻、中でもこの雨夜の品定めの場面が源氏物語の中で最も重要な存在である」とする考え方に基づくものである。このような帚木巻、その中でも特に「雨夜の品定め」の場面が重要であるとする考え方は鎌倉時代後期に河内方によって書かれた注釈書「原中最秘抄」や室町時代中期に一条兼良によって書かれた注釈書「花鳥余情」などにも見られるが、独立した注釈書一冊を丸々費やしてこの場面を論ずる本書の出現はこの考え方の一つの到達点を示すものとされる。本書に続いてこれ以後専ら「雨夜の品定め」の場面のみを対象とした注釈書がいくつか作られることになる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「雨夜談抄」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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