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雪上車 : ミニ英和和英辞書
雪上車[せつじょうしゃ]
(n) snow tractor
===========================
: [ゆき]
 【名詞】 1. snow 
雪上 : [せつじょう]
 (n) on the snow
雪上車 : [せつじょうしゃ]
 (n) snow tractor
: [じょう]
 (n,pref,suf) 1. first volume 2. superior quality 3. governmental 4. imperial 5. top 6. best 7. high class 8. going up 9. presenting 10. showing 1 1. aboard a ship or vehicle 12. from the standpoint of 13. as a matter of (fact) 13. superior
: [くるま]
 【名詞】 1. car 2. vehicle 3. wheel 
雪上車 : ウィキペディア日本語版
雪上車[せつじょうしゃ]

雪上車(せつじょうしゃ)は、無限軌道を装着して雪上もしくは氷上を走行する自動車である。積雪地における人員や物資の輸送に用いられる。最初から雪上車として製造されるものと、市販の自動車などの駆動輪を小型の無限軌道装置(クローラ)に履き替える形式のものがあるが、後者は前者に比して雪上性能に劣る。
== 歴史 ==
1912年南極点初踏破を目指していたロバート・スコットが雪上車の原型を用いた。エンジンで駆動するそりのようなものであったが、ほとんど使い物にならなかったと伝えられる。日本では、1927年(昭和2年)に米国から輸入された前輪そり、後輪が履帯の雪上車が妙高温泉で最初に使われた。米軍の水陸両車両「ウィーゼル」を原型として、1951年(昭和26年)に大原鉄工所が開発した「ふぶき1号」が、日本初の本格的な雪上車であろう。
その後、「ふぶき5号」まで開発した大原鉄工所に続き、小松製作所も雪上車開発を手がけ、1953年(昭和28年)に「KC-20」を発表、1965年(昭和40年)まで改良を加えつつ使用され、南極観測任務にも低温性能に改良を加えたものが使用された。しかし、材料も性能も南極の環境条件に対しては不足で、極点までの往復調査観測には使用できず、このため1965年(昭和40年)に「KD60」型雪上車が開発された。
この頃から雪上車は2極化し、スキーブームによるゲレンデ整備雪上車と多目的雪上車とに分化して発展した。多目的雪上車の一例が、南極観測隊で使用されている「SM100S」シリーズで車両重量は11トン、稼動時マイナス60℃、未稼動時マイナス90℃の耐寒性能を持ち、3,800mの高地で使用可能、最大牽引は約21トンと世界的にも特筆される性能の雪上車である。現在日本で製造販売されている雪上車は、ゲレンデ整備用雪上車(圧雪車)、多目的雪上車、タイヤクローラが脱着可能な雪上車、スノーモービルなどである。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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