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雲霧(雲切)仁左衛門(くもきり にざえもん)は、享保年間に活躍したとされる盗賊。架空説もある。ここでは、雲霧仁左衛門を主人公とした池波正太郎の同名小説についても取り扱う。 == 史料における雲霧仁左衛門と『講釈 大岡政談』 == 江戸幕府が捉えた盗賊の記録には雲霧仁左衛門という人物は登場しておらず、そのモデルについては諸説ある。例えば、歴史学者の大石学は、著書『大岡忠相』(吉川弘文館)において、安永7年(1778年)に甲斐で起こった盗難事件を元に後世の大岡政談で大岡忠相が裁いたと創作された、としているが、歴史作家の若桜木虔は、著書『江戸町奉行所の謎』(中経出版)において火附盗賊改役の安部信旨(安部式部)が享保7年に捕縛した友右衛門一味5名が雲霧仁左衛門のモデルであろうとしており、定説を見ていない。 講釈・大岡政談では、盗賊・雲霧五人男(雲霧仁左衛門・因果小僧六之助・素走り熊五郎・木鼠吉五郎・おさらば伝次)の頭目として描かれ、江戸末期から明治期にかけては歌舞伎の題材ともされた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「雲霧仁左衛門」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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