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雷電震右衛門 : ミニ英和和英辞書
雷電震右衛門[らいでん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [かみなり]
 【名詞】 1. thunder 
雷電 : [らいでん]
 (n) thunder and lightning
: [みぎ]
 【名詞】 1. (1) right hand side 2. (2) above 3. afore-mentioned 4. foregoing 5. forgoing 
: [もん]
  1. (n,n-suf) (1) gate 2. (2) counter for cannons 

雷電震右衛門 ( リダイレクト:雷電震右エ門 ) : ウィキペディア日本語版
雷電震右エ門[らいでん しんえもん]
雷電 震右エ門(らいでん しんえもん、1842年 - 1884年11月16日)は、能登国羽咋郡(現在の石川県羽咋市)出身で千賀ノ浦部屋(入門時は阿武松部屋)所属の明治初期に活躍した元大相撲力士。本名は、和吉→楠和助。現役時代の体格は身長177cm、体重125kg。得意手は突き、押し。最高位は大関
== 来歴 ==
史上最強と言われる雷電爲右エ門引退後、ただ一人雷電四股名を名乗った人物である。彼以後、雷電の名を名乗る力士はおらず、止め名となっている。
文久2年(1862年)ごろ江戸に出て、3代阿武松(元松ヶ枝)のもとに入門したと伝わる。元治元年(1864年)4月場所に序ノ口から初土俵。四股名は初め「槇割」、のち「里神楽」から「北ノ浦」、「兜山」と次々替わるが実力は高く評価されており、まだ入幕もしていないのに姫路藩抱え力士になったほどである。ある場所で好成績を挙げた際、藩主酒井候から羽織を賜ったことがあった。家紋を聞かれたものの兜山は家紋を知らなかったため、輪(和)の中に「介」一文字を入れたものを家紋としたという。
期待に違わぬ出世を見せ、明治3年(1870年)3月場所で入幕した。以後明治10年(1877年)1月場所で大関に昇進するまでの7年間で、わずか6敗しかしていない。明治5年(1872年)から明治7年(1874年)までの3年間は何と34勝無敗(7分3預6休)である。この3年間を含め43連勝を記録している。明治6年(1873年)4月場所より「雷電震右エ門」を名乗るが、決して名前負けしていない成績といえる。なお43連勝は奇しくも雷電為右衛門と並んで歴代8位タイとなる〔為右衛門にはほかに44連勝がある。〕。
しかし大関になってからは病に苦しみ、わずか2場所で大関から陥落、次第に番付を下げて明治14年(1882年)5月場所を最後に引退した。
色黒で筋骨隆々とした体躯、肩幅が人並み外れて広く怪力だった。この身体的特徴を生かしての突き押しに威力があった。明治前期の超強豪梅ヶ谷をもってしても当初は歯が立たず、歴史に残る58連勝は雷電に敗れた翌明治9年(1876年)4月場所からのことである。四つ身でも実力を発揮したが、相手に上手を取られると脆さを見せた。当時の力士にしては珍しく「飲む、打つ、買う」を一切やらず、相撲一途の生活を送っていたという。強さに加え品行方正でありながら、横綱の声はついに掛からなかった。美貌を謳われた朝日嶽綾瀬川に比べると風貌で劣り、人気はもう一つだったらしい。
大関を陥落した明治10年12月場所から四股名を「阿武松和助」と改めた。本人は師匠の阿武松の名跡を継ぎたいと願うも、4代阿武松を継ぐ兄弟子の小柳常吉(関脇)が改正組事件の際に高砂浦五郎 (初代)と同道、その門下となったためやむなく四股名として名乗ったものである。引退後、4代阿武松が死亡していたため阿武松和助の名のまま年寄になったが早逝、しばらく経って遺弟子の十両兜山亥之助が2代阿武松和助を襲名するも5代阿武松緑之助(2代高見山宗五郎、のち2代高砂)からクレームがつき芝田山と改めた。現役中に年寄無用を唱えたせいで会所と折り合いが悪かったからだといわれる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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