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電気音響工学(でんきおんきょうこうがく、)とは、音響学の分野の一部で、狭義では、電気と音との変換理論やその機器を主に扱う工学である。 また、音響工学を大きく大別して、建築音響工学()と電気音響工学()と表現される場合がある。ある音場()において、建築音響工学は音の空気伝播の変化を取り扱うが、電気音響工学では生の音を単純にマイクロホンで収音した電気信号を増幅してスピーカから拡声するものから、残響を付加するなど建築音響的音の要素を電気的に付加することを電気音響工学と定義する場合がある。 == 範囲 == 定義では、電気と音との変換理論やその機器を主に扱う工学であるとしたが、現在にいたっては音響と電気の関係はより濃密になっており、電気との関連を考えずに音響学を扱うことはほとんど不可能であるといってよい。現在の音響学で扱われている機器、つまり、電話、ラジオ、テレビ、レコードプレイヤー、テープレコーダー、拡声装置、録音再生機器、翻訳装置などの音響装置、補聴器、電気聴診器、電気楽器、電子楽器、騒音計などの測定装置、音響測深器、魚群探知機、超音波加工機、洗濯機、など、さらに聴覚、音響心理学、音場論、機械振動論などの研究過程における計測、また医療機器に至っても電気を利用した研究が重ねられ、現在の音響学にとって欠かせない分野であることは言うまでもなく、電気音響工学の範囲として取り扱う。 現代の音響学については、デジタルオーディオプレーヤーなど音源のデジタル化とそれに伴うデータ圧縮(音声圧縮)、再生機器のデジタル化が急速に普及し、電気音響工学だけで扱うには不十分な部分がある。これからの音響学および電気音響工学においても、「情報音響工学」と呼ぶべき分野が現れつつあることも考えていかなければならず、情報工学的な変換理論や機器についても、音響学および電気音響工学の範囲に含まれる。
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