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質量電荷比(しつりょうでんかひ、mass-to-charge ratio)は、荷電粒子の質量と電荷の比である。 例えば、電子光学やイオン光学などの荷電粒子の電気力学において、広く用いられる物理量である。たとえば、リソグラフィ、電子顕微鏡、陰極線管、加速器、核物理学、オージェ電子分光、宇宙論、質量分析のような多くの科学分野で登場する。これらの分野では、同じ真空の電磁場にある同じ質量電荷比をもった二つの粒子は同じ経路を運動するという古典電気力学の法則が重要な意味をもつ。 ==導出== 荷電粒子が電磁場中を運動するとき、以下の二つの法則が成り立つ。 : (ローレンツ力の法則) : (ニュートンの運動の第2法則 ここで、F:荷電粒子にかかる力、 ''m'':荷電粒子の質量、 a:加速度、 ''Q'':電荷、E :電場、v x Bは荷電粒子の速度ベクトルと磁場ベクトルの外積である。 ニュートンの運動の第3法則より : . この微分方程式は、荷電粒子の真空中における運動の古典力学における方程式である。さらに、粒子の初期状態が与えられれば、古典力学的には粒子の運動は完全に記述できる。また、ただちに質量電荷比''m/Q''の等しい二つの荷電粒子が同じように振る舞うことがわかる。 このことが、電場や磁場と作用する荷電粒子を扱う多くの科学分野において質量電荷比という物理量が重要な意味をもつ理由である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「質量電荷比」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Mass-to-charge ratio 」があります。 スポンサード リンク
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