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電鍵(でんけん、Telegraph key)とは、電気信号を断続してモールス符号を出力するための装置である。モールス符号で通信を行うには、モールス符号を受信(解読)する技能に加え、電鍵を操作して正確な符号を送信する技能が必要である。 総合無線通信士および国内電信級陸上特殊無線技士の国家試験の電気通信術では、受験者は電鍵を持ち込めるが、試験の公平性を担保するため、自動的に符号を送出する機能が付いていないもの、つまり半自動または自動電鍵でない物に限られる。 利き手で操作し受信時には筆記具に持ち替える人と、利き手に筆記用具を持ったままで利き手と反対の手で操作する人がいる。 ==種類== ===単式電鍵=== “縦振れ(縦振り)電鍵”または通称米つきバッタ。英語ではストレート・キー(Straight key)、シングル・キー(Single key)という。電鍵の基本とされるもので、つまみを上下に動かすことでモールス符号を送信する。操作方法は主に反動式と按下式がある。自由に通信速度を設定できる長所があるが、短点・長点のタイミングの調整は全て手動であるため、正確な符号を送信するには相当の訓練を必要とする。 業務用には、基台に大理石を使って安定性を増したもの(普及品はプラスチックで、机に貼り付けたり錘を組み込んだりしなければズレてしまう。)、ボールベアリングを用いて摩擦を減らしたもの、接点を研磨する手間を省く為に金接点や銀接点、タングステン接点を施したものなどがある。 ;動作原理と構造 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「電鍵」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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