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宗教法人霊友会(しゅうきょうほうじんれいゆうかい)は、法華系の新宗教である。信者数は公称4,263,879人〔海外含む2013年12月31日時点の公称 概要 - 霊友会 〕。 ==歴史== * 1920年 - 創立者の久保角太郎は西田無学の思想と行法を知り、それをきっかけとして本格的な法華経研究と在家による実践方法の模索に入る。 * 1924年 - 若月チセらと第一次「霊友会(南千住霊友会)」結成するが、若月らに菩薩行としての趣旨が理解されず、その後袂を分かつ。 * 1927年 - 兄夫婦の小谷安吉・小谷喜美らとともに「赤坂霊友会」として活動を開始。 * 1930年 - 小谷喜美を名誉会長とし、貴族院議員・永山武敏男爵を会長に迎え久保を理事長として「霊友会」として発会式を行う。永山は三ヶ月で辞任し、小谷喜美が会長に復帰する〔村上重良 『日本宗教事典』 講談社学術文庫 837 ISBN 4061588370、415p〕。「在家による法華経の菩薩行を実践する団体」として発展。 * 1936年 - 九条日浄を総裁に迎える。弾圧への配慮のためである〔村上重良 『新宗教 その行動と思想』 岩波現代文庫 G170 ISBN 978-4006001704、204p〕。 * 1944年 - 久保角太郎他界。その後、小谷喜美を中心に戦後大きく教勢を伸ばしていくが、多くの分派を生むに至る〔主な分派として、立正佼成会、思親会、佛所護念会教団、妙智会教団、妙道会教団、大慧會教団、正義会教団、法師宗などの新宗教の団体が挙げられる。これらを総称して霊友会系教団と分類することが多い〕。 * 1949年 - 教団本部がGHQの捜索を受け、金塊とコカインが押収される。翌年には小谷喜美が脱税の容疑で捜査を受け、麻薬所持で摘発される〔村上 『新宗教』、205p〕。この後普明会教団と妙智会教団、佛所護念会教団が分派していく。 : 井上順孝は、終戦直後の社会的混乱の中で、脱税を目的とする便乗教団が生まれたことを指摘している〔井上順孝 『新宗教の解読』 ちくま学芸文庫 [イ-12-1] ISBN 4480082735、135p〕。霊友会は戦前から存在しているが、そのような便乗教団と行動面では共通しているのである。 * 1952年11月15日 - 宗教法人法による宗教法人となる。 * 1953年 - 小谷喜美が赤い羽根共同募金110万円の横領、闇ドル入手、贈賄などの容疑で検挙される。顧問弁護士木村篤太郎らの尽力で釈放される〔室伏哲郎 『実録 日本汚職史』 ちくま文庫 [む-2-1] ISBN 4480022031、272-273p〕〔島田裕巳 『日本の10大新宗教』 幻冬舎新書 061 ISBN 978-4344980600、118p〕。なおこの闇ドル入手には、聖イグナチオ教会会計係の神父が関係していた〔松本清張 『黒い手帖』 中公文庫 [ま-12-25] ISBN 4122045177、205p〕。 * 1971年2月 - 小谷喜美死去後、久保角太郎の子息である久保継成が会長に就任。「インナートリップ」を提唱し若者をターゲットとした布教方針を掲げた。 * 1993年11月18日 - 久保継成は集団合議制を確立する為に会長職を辞任、理事長に就任。 * 1993年6月9日 - 霊友会本部釈迦殿(東京都港区麻布台)で行われている月例行事「在家のつどい」に久保継成が登壇。久保継成は自身が会長職に復帰する旨の宣言を一方的に発表する。これにより、久保継成、及び、久保が会長職への復帰を支持する幹部・役員・会員と、その他の霊友会幹部・役員・会員との内紛状態に入る。以降、久保継成及び久保を支持するグループによる霊友会本部、及び、関連施設への立ち入りが出来なくなる。 * 1996年9月4日 - 濱口八重が後継会長に就任。久保継成は、久保継成を支持する第七支部の松本廣を中心とした独自の別グループを形成し、団体名称「Inner Trip REIYUKAI International」という国際団体として活動を開始。日本国内においては団体名称を「ITRI日本センター」とし、所在地を東京都港区虎ノ門5-6-11に置く。 * 2000年5月18日 - 濱口八重会長死去により大形市太郎が会長に就任。 * 2003年 - 久保継成は「Inner Trip REIYUKAI International」及び「ITRI日本センター」から離れ、新団体「在家仏教こころの会」を設立し、以降、分派団体としての活動を行う。以降、「Inner Trip REIYUKAI International」及び「ITRI日本センター」の代表は、松本廣が担っている。 * 2013年4月8日 -大形市太郎会長死去により末吉将祠が会長に就任。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「霊友会」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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