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霊界物語(れいかいものがたり)は新宗教「大本」の教祖・出口王仁三郎が大正~昭和初期に口述筆記した物語。開祖出口なお(直)の大本神諭と並ぶ同教団の根本教典の一つ〔#叙事詩の権能335頁〕。全81巻83冊ある〔#叙事詩の権能337頁〕。 == 概要 == 明治時代後期に開祖出口なお(以下なお(直)と表記)の神懸かりによって誕生した新宗教大本は、なお(直)が養子婿として迎えた出口王仁三郎(以下王仁三郎と表記)の活動により、大正時代に教勢をのばした。 大日本帝国政府は、1921年(大正10年)に不敬罪を理由に弾圧を行った(第一次大本事件)〔#日本の10大新宗教62頁〕。これにより従来の教典『大本神諭』が発禁となり、王仁三郎は同年10月18日から新たに『霊界物語』の口述筆記を開始した〔#民衆の宗教・大本29頁〕。 王仁三郎を通して啓示された教えには、ほかに「道の栞」「道の光」などの教典がある〔#『愛善苑』昭和56年3月号16頁〕。 『霊界物語』は全81巻83冊に及ぶ大長編である。古事記に基づく日本神話を根底とするが、聖書、キリスト教、仏教、儒教、孟子、エマヌエル・スヴェーデンボリ、九鬼文書など、あらゆる思想と宗教観を取り込んでおり、舞台は神界・霊界・現界と全世界に及ぶ〔#屹立するカリスマ118.160-161頁、#予言と神話76-77頁〕。内容は、宇宙及び大地の創造の過程、超太古の神政の様子、現代社会への批判や風刺、未来の予言(第二次世界大戦なども示唆するという)など、多種多様〔#スサノオと王仁三郎248頁、#日本の10大新宗教64頁〕。登場人物の言動や王仁三郎の解説を通じ人間の霊性について読み取ることが出来る〔#金光と大本181-183.204-205.227頁〕。その一方、政治的なエピソードも盛り込まれており(後述)、戦前は安寧秩序紊乱との理由で一部発売頒布禁止処分を受け、第二次大本事件で全巻発禁処分、私蔵も禁じられていた。大本では『大本神諭』と共に二大根本教典とされており、現在は一般にも販売されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「霊界物語」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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