|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 露 : [ろしあ, つゆ] 1. Russia 2.Dew ・ 露天 : [ろてん] (n) open air ・ 天 : [てん] 【名詞】 1. heaven 2. sky
露天掘り(ろてんぼり)とは、鉱石を採掘する手法の一つ。坑道を掘らずに地表から渦を巻くように地下めがけて掘っていく手法。極めて原始的な採掘手法で、地元民がダイヤモンドやエメラルドなど宝石類の採掘に用いる程度であったが、第二次世界大戦後、大型機械(重機)の出現でオーストラリアの鉄鉱石など大規模な開発が可能となった。 また、火山の噴気孔における昇華硫黄採取、火口湖での沈殿硫黄採取、海浜や河川での砂鉱採取も広い意味での露天掘りに含まれる。 == 採掘法 == 主要な採掘法としては、階段式、グローリーホール式が挙げられる。階段式は最も広く用いられる方式であり、文字通りに階段状に採掘していく方法であり、重機の活用も容易である事から重金属から非金属鉱石に至るまで数多く利用されている。その一方で、鉱床が地表に近く、また大量に埋蔵されている事が望ましく、日本においては石灰石や陶石、珪石などの非金属鉱床に限られている。 グローリーホール式は、山腹に横坑を掘り、鉱床の真下から縦坑を貫通させ、周囲の鉱床を漏斗状に掘り進める採掘法である。採掘された鉱石は、縦坑から横坑にある集積施設に落下させ、トロッコやトラックで横坑から積み出す。平地の少ない山岳地では有利な採掘法とされ、日本の石灰石鉱山(例:電気化学工業の黒姫山)ではこの方式が取られる事も多かった。 一方、使用する重機で区別することもある。Strip Mining(en)はドラッグライン(固定したクレーン)を使う方法であり、Open Pit Mining(en)はシャベルカーとダンプカーを使う方法である。Strip Miningは効率がいいが、設備投資がかかり、広い設置場所が必要である。Open Pit Miningはシャベルカーを使うため、斜面の多い場所では便利である〔植田 武, 松井 紀久男, 島田 英樹: 資源と素材, Vol. 121 (2005), 438-445. PDF(1819K) 〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「露天掘り」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Surface mining 」があります。 スポンサード リンク
|