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青ヶ島村(あおがしまむら)は、伊豆諸島にある東京都の村。伊豆諸島南部の青ヶ島全域を村域とする。 所属する郡はなく「東京都青ヶ島村」が正式な表記である。所管する都の行政出先機関は八丈支庁。 日本国内で最も人口の少ない地方自治体で、2016年1月1日時点での人口は166人である〔広報あおがしま 2016年1月15日号 〕。人口の約半分が島外出身の村役場職員や学校教員・建設作業員及びその家族で占められていることから、島民の平均年齢は離島としては若く、30歳代後半である。 == 地理 == 青ヶ島は、東京の南358.4キロメートルの太平洋上に浮かぶ伊豆諸島の島である。一番近い八丈島からは南へ71.4キロメートル離れている。気候は温暖湿潤である。青ヶ島は、世界でも珍しい端正な二重のカルデラの複成火山の島である。外側のカルデラの中央には丸山という内輪山がある。青ヶ島の最高点はこの丸山を取り囲んでいる外輪山の北西部分に当たる大凸部(おおとんぶ)で標高423.0メートルである。 人が定住している集落は島の北部にあり、村役場を中心に東側の休戸郷(やすんどごう)と西側の西郷(にしごう)の二つである。ただし、これら集落名は登記上の公式地名ではない。島内の住所は公式には全て「青ヶ島村無番地」であり、大字や小字、地番は存在しない。 港は島の南西部、集落から遠く離れた断崖絶壁の下の「三宝(さんぽう)港(青ヶ島港)」のみである。かつての三宝港は、漁船やはしけ程度の船舶しか着けられないようなささやかな船着場であった(この頃は、人や物資の搬入は沖合いに停泊した船から、はしけでピストン輸送するしかなく、荷揚げに時間がかかった。また、少しの高波でも作業が出来なくなったため、就航率が極端に低く、天候急変による作業中の船舶の離脱もあり、積み残しが多かった)。120億円を投じて建設された現在の同港には防波堤を兼ねた貨物船用の波止場もでき、500トン級の船舶が着岸できるようになった。しかし、付近の黒潮の激しさと同港の貧弱さから、定期船「還住(かんじゅう)丸」(後述)の就航率は6割弱(特に海が荒れやすい冬場は週に1度から10日に1度の出港率)と低い状態が続いている。このため、三宝港を補うべく島の南東部に「大千代港」が建設されたが、現在は港への道路が大きく崩壊しており利用できなくなっている。島北端に近い神子ノ浦(みこのうら)もかつては船着場として利用されていたが、浦の付近は断崖絶壁であり、アクセス道も崩壊して近付けなくなっている。 空路は1993年(平成5年)8月25日より、東邦航空のヘリコプターによるコミューター『東京愛らんどシャトル』が八丈島を起点にして伊豆諸島のほかの島との間に開設されている。空路は航路よりも運賃は高いが、気象条件に左右されて欠航しがちな航路に比較して就航率がはるかに高い(約9割)ため、島民の主たる足となっている。このヘリコミューターが開設される前は、いったん海況が悪化すると、一切の物資が届かず来島者も帰れないという状態が半月以上続くことが珍しくなかった。八丈島に向けてヘリコミューターが離陸する際には、送迎の島民が手を振り駐在所の警察官が敬礼する風景がみられる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「青ヶ島村」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Aogashima, Tokyo 」があります。 スポンサード リンク
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