|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 青 : [あお] (n) 1. blue 2. green 3. green light ・ 青女 : [あおおんな] (n) young girl unused to the ways of the world ・ 女 : [じょ] 【名詞】 1. woman 2. girl 3. daughter ・ 女房 : [にょうぼう] 【名詞】 1. wife ・ 房 : [ぼう, ふさ] 【名詞】 1. tuft
青女房(あおにょうぼう)とは貴人に仕える年若い身分のさほど高くない女官、あるいは青侍(あおざむらい。公卿の家に仕える六位の侍)の妻のこと。生女房(なまにょうぼう)〔渡辺綱也 校庭『宇治拾遺物語』岩波文庫 1951年 170頁 「仮名暦あつらへたる事」〕とも。 藤原俊成の女子(娘)の一人は系譜上で「二条殿青女房」との呼称が記されている。 九条兼実の日記『玉葉』には南都(奈良)のある青女房が神のお告げを発した話〔文治2年(1186年)4月30日の記事 「在南都辺之青女房有神託事」〕『源平盛衰記』では長谷部信連が御所の青女房のもとに通う話〔『源平盛衰記』巻第十三〕などが出て来ており、当時の用例が知られる。 == 『葵上』古式に登場する青女房 == 能『葵上』(あおいのうえ)の古い演出では、シテの六条御息所(ろくじょうのみやすんどころ)のおつきとしてツレに車副(くるまぞえ)の「青女房」が舞台に登場するものが存在していた。 照日の巫女(てるひのみこ)が葵上を苦しめる霊の正体を見るため祈祷すると、破れ車(壊れた女車)に乗った貴人とその車のお供をしながらさめざめと泣く青女房が現われる。『源氏物語』にある「車争い」を連想させることで霊の正体が六条御息所であることを観客にわかるようにしている演出であったが、登場人物が煩雑になるためか、現行の演出では巫女の台詞内のみの出演となり、車のつくりものや青女房は舞台上には登場しない。 「古式」として古い演出方法が採られる際には舞台にかけられることもある〔2014年11月、国立能楽堂で上演された『葵上』は古式によって演じられている。〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「青女房」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|