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「青森県賛歌」(あおもりけんさんか)は、日本の都道府県の一つ、青森県が制定した県民歌である。ただし、現在は実質封印状態となっている。 == 解説 == 1971年(昭和46年)の県政100周年記念事業として公募を実施し、採用された歌詞をサトウハチローが補作して同年9月23日の青森県政百年記念式典で最初の演奏が行われた〔青森県百科事典(1981), p10〕。表題が「青森県民歌」でないのは、1958年(昭和33年)に『東奥日報』の創刊70周年を記念して作成された同名曲(作詞・北野明、補作・西條八十、作曲・明本京静)が存在するためとみられる。 ビクターレコード(現JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント)が製造したシングル盤の歌唱者は立川澄人とくにたちカンマーコール。歌詞は1・2・3番とも前半は県内の歴史と自然を讃え、後半は労働の喜びを歌い上げる内容となっている。また「青森県賛歌」と併せて県民音頭「青森りんご音頭」(作詞・作曲:小倉尚継)も同日に制定された〔大山(2002), p68〕。 2001年(平成13年)に当時の木村守男知事が新たな「県民の歌」の制定を提唱し「青い森のメッセージ」が作成された。木村知事は当初「青森県賛歌」廃止に意欲を見せていたが(津軽選挙も参照)、県議会で異論が相次いだため「青森県賛歌」の廃止は見送られることになり、存続が決定した。そのため、例規集には現在も「青森県賛歌」制定の告示(昭和46年第777号)が掲載されているが〔青森県賛歌 (青森県例規集)〕、県勢要覧や県民手帳からも平成12年版を最後に削除されており、実質「封印」状態とされているので秋田県における「秋田県民歌」と「県民の歌」のような対等に並立する関係とはなっていない。2012年(平成24年)に東京堂出版より刊行された『全国 都道府県の歌・市の歌』でも「青い森のメッセージ」のみが紹介されており「青森県賛歌」は完全に無視されている〔ISBN 978-4-490-20803-0〕。 2011年(平成23年)に八戸市・三沢市および南部町で開催された第66回冬季国体では、開会式の県旗掲揚に際して「青森県賛歌」が演奏された。現在でも県内で開催される民間の演奏会においては「青森県賛歌」が曲目に含まれる場合がある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「青森県賛歌」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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