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静浦山地(しずうらさんち)は静岡県の駿河湾奥部の海岸沿いにある山並みの総称。近年では、北端の香貫山から大平山周辺までの山域を、地元の登山愛好会が沼津アルプスと命名し〔 沼津市公式観光サイト 「沼津市観光WEB:沼津アルプス」 〕、この名も定着しつつある。 この山地にはシイやカシ類の常緑広葉樹林が分布し、特にウバメガシの純林は日本では北限に当たり、貴重な自然環境が残されている〔。 == 成り立ち == 静浦山地は白浜層群と呼ばれる地層で構成され、これは仁科層群・湯ヶ島層群に次いで、伊豆半島で3番目に古い地層である〔静岡大学防災総合センター 静岡大学教育学部総合科学教室 小山真人研究室 「伊豆の大地の物語」(12) 〕〔静岡大学防災総合センター 静岡大学教育学部総合科学教室 小山真人研究室 「伊豆の大地の物語」(78) 〕。この白浜層群のほとんどは、およそ1千万〜200万年前の海底火山の噴出物と、そこから削られた土砂が近くの浅い海底にたまってできた地層からなっている〔。静浦山地は、それらの海底火山がフィリピン海プレートと本州側のプレートの衝突によって隆起し、浸食が進み現在の複雑な姿となったのである〔国土交通省 河川整備基本方針 狩野川水系「狩野川水系流域及び河川の概要」 〕。 なお、静浦山地の東には田方平野があるが、約6,000年前の縄文時代には、完新世の気候最温暖期による縄文海進のため、海面が現在よりも数m高くなり、伊豆の国市の旧伊豆長岡町付近までは入江で、古狩野湾を形成していた〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「静浦山地」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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