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非ケトン性高浸透圧性昏睡(ひケトンせいこうしんとうあつせいこんすい、) とは、糖尿病においてみられる神経症状のひとつ。2型糖尿病を基礎疾患に有する高齢者が、感染症などを契機に急性発症することが多いとされている。近年では高浸透高血糖症候群と呼ばれることが多い。 == 病態 == 基本的な病態としては、高浸透圧血症によって脳神経細胞が脱水をきたし、障害されて昏睡に陥るものとされている。高浸透圧血症の要因としては、血液中のブドウ糖濃度の急激な上昇と、これに伴って腎臓から過剰にグルコースが排泄(尿糖)されて浸透圧利尿が生じることの2点が重要であるが、発症の契機としての感染に伴う不感蒸泄の亢進、また中枢神経障害に伴う口渇中枢の機能低下もさらにこれを促進するため、血漿浸透圧は350mOsm/L以上まで上昇する。また浸透圧利尿はさらに高ナトリウム血症をもたらし、中枢神経障害を助長する悪循環となる。 類似した症候を示すものとして糖尿病性ケトアシドーシス(DKA)があるが、NKHCの場合、内因性のインスリンの分泌は保たれているためにインスリン依存状態には陥らず、ケトン体が生成されずアシドーシスも軽度であるため、病態は若干異なるものとなっている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「非ケトン性高浸透圧性昏睡」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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