翻訳と辞書
Words near each other
・ 非女子図鑑
・ 非姉妹染色分体
・ 非婚
・ 非婚化
・ 非婚同盟
・ 非婚家族
・ 非婚社会
・ 非嫡出子
・ 非嫡子
・ 非存在証明
非安定マルチバイブレータ
・ 非定位
・ 非定型(異型)肺炎
・ 非定型、異型(性)
・ 非定型うつ
・ 非定型うつ病
・ 非定型マイコバクテリア
・ 非定型性
・ 非定型性疣贅性心内膜炎
・ 非定型性肺炎


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

非安定マルチバイブレータ : ミニ英和和英辞書
非安定マルチバイブレータ[ひ]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ひ]
  1. (adj-na,n,pref) faulty- 2. non- 
安定 : [あんてい]
  1. (adj-na,n,vs) stability 2. equilibrium 
: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

非安定マルチバイブレータ ( リダイレクト:マルチバイブレータ ) : ウィキペディア日本語版
マルチバイブレータ[ちょうおん]
マルチバイブレータ()は、発振回路タイマーラッチフリップフロップなど様々な単純な2状態系を実装するのに使われる電子回路である。2つの増幅用部品(トランジスタ、真空管、その他)を抵抗とコンデンサでたすきがけ形に接続することを特徴とする。最も典型的な形式は無安定または発振型で、矩形波を生成する。矩形波には倍音が多く含まれているため、マルチバイブレータと呼ばれるようになった。最初のマルチバイブレータは真空管を使った回路で、William EcclesF.W. Jordan が1919年に考案した。
マルチバイブレータ回路は3種類に分類される。
; 非安定、無安定 (astable)
: 安定しない回路であり、2つの状態を常に行ったり来たりすることで発振する。
; 単安定 (monostable)
: 一方の状態は安定しているが、もう一方は安定しない。安定しない状態になっても、ある一定時間経過すると安定状態に戻る。何らかの外部イベントに対応して一定時間だけ信号を発するような用途で利用できる。ワンショットマルチバイブレータとも呼ぶ。チャタリング対策にもよく使われる。
; 双安定 (bistable)
: どちらの状態も安定している。外部のイベントやトリガーによって一方の状態に切り替わる。レジスタ記憶装置の基本構成要素として、非常に重要な回路である。ラッチフリップフロップとも呼ぶ。
最も単純なマルチバイブレータ回路は、トランジスタを2個たすきがけに接続し、抵抗器コンデンサの回路で不安定な状態となる時間を設定することで、様々な種類の安定性を実装できる。マルチバイブレータは、矩形波や一定時間のインターバルが必要とされる様々な用途に応用されている。回路が単純であるほど様々な要因に影響されやすくなり、タイミングが不正確になる傾向があるため、高精度が要求される用途では使われない。
集積回路が低価格化する以前は、複数のマルチバイブレータを接続して分周回路を構成するのに使われていた。基準周波数の1/2から1/10の周波数の非安定マルチバイブレータは、基準周波数と正確に同期する。この技法は初期の電子オルガンで、オクターブの異なる同じ音を正確に調整するのによく用いられた。また、初期のテレビでも、ビデオ信号などのライン周波数とフレーム周波数の同期をパルスで保つのに使われた。
== 非安定マルチバイブレータ回路 ==

右図は、典型的かつ単純な非安定回路で、発振出力はQ1のコレクタ、逆波形はQ2のコレクタから得られる。
約100Hzの周波数を得るには、以下のような値の部品を用いる。
*R1, R4 = 4.7K
*R2, R3 = 100K
*C1, C2 = 0.068μF
*Q1, Q2 = 2SC1815 または同等のNPNトランジスタ

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「マルチバイブレータ」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Multivibrator 」があります。




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.